ep.2-1 バーベキュー ページ4
Aの母親が揃ったところで、本格的にバーベキューが始まった。
ダンデ曰く、本当は他のジムリーダー達も呼びたかったらしいが、何かと皆都合があり来れなかったらしい。
そんな中、たまたま予定が空いていたのがルリナとキバナだったと。
「ジムチャレンジやトーナメントの時思っていたけど、Aは肌がとっても白いわね」
「そうですかね？私はルリナさんの褐色の肌、とっても素敵だと思います」
ここぞとばかりに、ルリナはAと話をしていた。
どうやらソニアにAのことを聞き、ジムチャレンジが終わった後、ずっと話す機会を狙っていたという。
褐色肌、というワードに、すかさずキバナがAの横に来た。
「俺様も褐色肌だぜ」
「えっと...はい、キバナさんもかっこいいと思います」
キバナの言葉に、一瞬間を空けるも、ふんわりと笑みを浮かべるA。
そんなAの様子に、ダンデが笑いながら入り込んできた。
「今日は褐色肌のトレーナーばっかりだな！」
そう言うダンデの隣には、これまたいつの間に来たのかホップの姿も。
本来であれば褐色肌の人の方がどちらかと言えば珍しいはずなのだが、こうも揃っていると何故かAの方が浮いてるように感じてしまう。
不思議なものだなとAが考えていると、Aの母親がダンデとホップを呼んだ為、2人は家の方へと消えた。
後を追うようにルリナも家の方に向かっていってしまったため、気づけばキバナと2人で残されていた。
「その...今日は来てもらってありがとうございました。お疲れだと思うんですけど...」
「ハッ、決勝戦まで上がれてないからな、言うほどだぜ？」
むしろAの方が疲れてんだろ？、とキバナがAの頭を乱暴に撫でる。
昨日の試合を思い出したのか、なんとなく手からは悔しさのようなものが伝わってきた気がした。
「...ジムチャレンジの時もそうだったけどよ、お前の戦い方に魅せられちまった」
「魅せられた、ですか？」
「もちろん強さ的なものもあるけどよ。んー、うまく説明できねぇな...」
バンダナの後ろに手を回し、やや考えるように唸るキバナ。
まさかそんなことを言われるなんて思ってもみなかったAが目を瞬かせいると、バタバタと走る音が聞こえてきた。
この落ち着きのない感じは間違いなく幼馴染の彼だと、Aがそちらの方を振り返ると。
「わっ..！」
「A、新チャンピオンおめでとう！」
花束を持つホップに、ケーキを抱えるダンデがいた。
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真希(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございます、よくよく見てたら１箇所完全に誤字してましたね…； 他の箇所は恐らく大丈夫かと思いますので…教えていただきありがとうございました！ (2019年12月27日 19時) (
レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - アラベスクタウンのジムリーダーはポプリさんではなくポプラさんですよ…(小声) (2019年12月27日 15時) (レス) id: 99879ec7c1 (このIDを非表示/違反報告)
真希(プロフ) - 山葵さん» こちらにまでコメントいただいてめちゃくちゃ嬉しいです…！(；▽；) 頑張って書き上げますので、もう暫くお付き合いいただけると嬉しいです！ (2019年12月18日 2時) (レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
山葵(プロフ) - 真希さんの書くキバナさん、ほんとに好きです…！！！！頑張って下さい！！！ (2019年12月17日 23時) (レス) id: 40ec5f6136 (このIDを非表示/違反報告)
真希(プロフ) - ハイサネさん» コメントありがとうございました！バトル風景書いたの初めてだったので、きちんと伝わっててほっとしてます…！応援もありがとうございます、とっても励みになります！ (2019年12月17日 19時) (レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真希 | 作成日時：2019年12月6日 2時
