ep.11-2 女子会 ページ28
「えっ、じゃあまだ言ってないの？」
「あの勝負おバカさんが気づくと思う？」
「チャンピオン、意外とモテるんやね」
話題は、ソニアとダンデの話へ切り替わっていた。
Aとマリィは全く知らなかったが、ソニアはダンデに想いを寄せているとのことで、ルリナが楽しそうにソニアに詰め寄っていた。
ソニアはソニアで、隠す様子もなく話をしている。
「久しぶりに会ったから、博士になったんだよって言ったらいきなりハグしてくるし…。気にしてない様子だったけど、私全然意識してもらえてないのかなぁ…？」
ソニアのその言葉に、Aは容易くその場面が想像できた。
嬉しそうにソニアを抱きしめたんだろうが、そこに友情以上の感情はあるのだろうか。
「密かに人気はあるのだけれど、本人は気にも留めていないみたいだしね…」
「その…告白、しないの？」
ルリナがやれやれと肩をすくめる。
うーん、と頭を抱える2人にAが遠慮がちな様子で言い出す。
その瞬間、紅茶を口に含んでいたソニアが吹き出しそうになり、そのままむせ込んだ。
「っ、げほっ、な、何言い出すのA…！」
「ご、ごめん…」
「言えてたら苦労しないわよ。ねぇ、ソニア」
まだむせているソニアの背をそっと撫でながら、ルリナはそう言って笑っていた。
しばらくしてやっと落ち着いたソニアは、気を取り直して紅茶を1口飲んだ。
「…ほんとはね、博士になれたら言おうと思ってたのよ。でも…今、ローズ委員長の代わりに色々やってるし、忙しそうでなかなか言い出せないし…」
そう、ローズ委員長がムゲンダイナの件で自首し、チャンピオンがAへと交代した後、すぐにダンデはローズタワーをバトルタワーへ変えるべく、動き出したのだ。
それをわかっているからこそ、言い出せるわけもない。
重荷になりたくない、とソニアは小声でそう続けた。
「…大人って大変やね」
「マリィも、そのうちわかるわ。それに…AはAで、少し思い当たることは無いかしら？」
「私、ですか？」
苦笑いを浮かべるマリィに、ルリナはクスリと笑った。
それから、視線をAへと向ける。
ルリナからの問いかけに、Aはまさか自分にその話題が振られるとは思いもしていなかったため、驚いて目を丸くさせた。
「チャンピオンになってから、モテるんじゃないかしら？」
「えー…どうなんでしょう。特に告白とかされたことは無いんだけど…」
．
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真希(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございます、よくよく見てたら１箇所完全に誤字してましたね…； 他の箇所は恐らく大丈夫かと思いますので…教えていただきありがとうございました！ (2019年12月27日 19時) (
レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - アラベスクタウンのジムリーダーはポプリさんではなくポプラさんですよ…(小声) (2019年12月27日 15時) (レス) id: 99879ec7c1 (このIDを非表示/違反報告)
真希(プロフ) - 山葵さん» こちらにまでコメントいただいてめちゃくちゃ嬉しいです…！(；▽；) 頑張って書き上げますので、もう暫くお付き合いいただけると嬉しいです！ (2019年12月18日 2時) (レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
山葵(プロフ) - 真希さんの書くキバナさん、ほんとに好きです…！！！！頑張って下さい！！！ (2019年12月17日 23時) (レス) id: 40ec5f6136 (このIDを非表示/違反報告)
真希(プロフ) - ハイサネさん» コメントありがとうございました！バトル風景書いたの初めてだったので、きちんと伝わっててほっとしてます…！応援もありがとうございます、とっても励みになります！ (2019年12月17日 19時) (レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真希 | 作成日時：2019年12月6日 2時
