ep.10-1 カフェにて ページ23
コンビネーショントレーニングから2日後。
Aは、キバナと共にナックルシティのバトルカフェへと来ていた。
今日の目的はマスターとのバトルではなく、他のジムリーダー達のペアの確認だ。
「ダンデさんにホップ、マリィちゃんと…あっ、ビートが組んだんだ」
「それに、ヤローはオニオンと、ルリナはメロンと…」
「あとは、カブさんとネズさんですね」
ポプラは、完全に引退したと豪語し参加するつもりは無いらしい。
あの人らしいな、とAが改めてメンバーの確認をしていると、目の前に座るキバナがニヤリと笑った。
「いいな、楽しくなりそうだぜ」
獲物を仕留めんと言わんばかりの鋭い眼光は、周りに座っていたキバナファンの女性に黄色い悲鳴をもたらした。
もっとも、2人が何の話をしているかは聞こえないよう配慮しているが、如何せん人気の高いキバナは目立つのだ。
その悲鳴のような声を聞き、キバナはひらりと笑顔で女性陣に手を振った。
「…大人気ですね、キバナさん」
「ありがたい限りだぜ。それに…」
ぐるりと、キバナは店内を見渡した。
たしかに女性客の方が多いが、その視線はキバナばかりに向けられている訳では無い。
新チャンピオンであるAも、皆注目しているのだ。
それに、いつもであれば珍しい男性客の姿もチラホラと見受けられる。
本来であれば女性客がほとんどを占めるこの店では、この光景は珍しい。
ーーま、おおかたA狙いなんだろうが。
純粋なAの強さだけではなく、見た目も人気のひとつだろう。
キャンプをした時も思ったことだが、勝負の強さに反してAの容姿は可愛い部類に入る。
見た目と中身のギャップにやられた男性は、果たして何人いるのか。
そんなことをキバナが考えていると、注文していたものが届いた。
「お待たせしました。エネココアとホットコーヒーです」
可愛らしいカップに入ったココアが、カチャリと音を立ててAの前に置かれる。
ココアが熱かったのか、ふーふーと冷ましているAが、可愛く見えて仕方なかった。
と、そんなことをキバナが考えていると、パシャリとスマホロトムのシャッター音。
撮ったのは、もちろんキバナやAではない。
誰が何を撮ろうが勝手だが、今のは明らかに。
ーー誰か、Aを撮ったのか？
それとなく周りを見回すが、それらしき人物は見当たらない。
．
ーーーーーーー
※ジムリーダーは盾版のメンバーでいきます。サイトウちゃんも好きですよ…！
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真希(プロフ) - 匿名さん» ご指摘ありがとうございます、よくよく見てたら１箇所完全に誤字してましたね…； 他の箇所は恐らく大丈夫かと思いますので…教えていただきありがとうございました！ (2019年12月27日 19時) (
レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - アラベスクタウンのジムリーダーはポプリさんではなくポプラさんですよ…(小声) (2019年12月27日 15時) (レス) id: 99879ec7c1 (このIDを非表示/違反報告)
真希(プロフ) - 山葵さん» こちらにまでコメントいただいてめちゃくちゃ嬉しいです…！(；▽；) 頑張って書き上げますので、もう暫くお付き合いいただけると嬉しいです！ (2019年12月18日 2時) (レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
山葵(プロフ) - 真希さんの書くキバナさん、ほんとに好きです…！！！！頑張って下さい！！！ (2019年12月17日 23時) (レス) id: 40ec5f6136 (このIDを非表示/違反報告)
真希(プロフ) - ハイサネさん» コメントありがとうございました！バトル風景書いたの初めてだったので、きちんと伝わっててほっとしてます…！応援もありがとうございます、とっても励みになります！ (2019年12月17日 19時) (レス) id: c3944fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真希 | 作成日時：2019年12月6日 2時
