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きゅう ページ9
朝になって自然と目が覚める最高な朝
時計を見れば12時
目覚ましにもマネージャーからの電話の着信音にも起こされないなんて事滅多にない
手探りで小さな棚の上を漁ってスマホの電源を付ければ不在着信がたくさん
今日も仕事。
いつもならとっくに行ってるけど、もう・・・
でもきっと、マネージャーも気にしてる
色んな人に迷惑かけてる
だから私は、
A電話でれなくてごめんなさい。ちょっと体調が悪くて今日は仕事に行けません、ごめんなさい
とグループマネージャーに連絡してまた別のトーク画面を開く
一昨日の会話で止まっている会話の相手は私の恋人
同じ日に同じグループでやっとの思いでデビューしたメンバーの''廉''だ。
メンバーにさえも言えていないこの関係
少し申し訳ない気もするけど、言う勇気もない
廉は私にとって大切な存在。
昨日決めた事。
その事を伝える前にもう一つ廉には伝えないといけないことがある
A廉、急にごめんね。今日会えるかな、話したい事があるの
今日は廉も仕事なはず
返事を待ってるとまた自然瞼が閉じた
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作者名：中島家の岩橋夕蘭 | 作成日時：2019年11月17日 9時
