永遠の。【King&Prince,Ren.N】 (ページ36)

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さんじゅうろくページ36

立ち去ろうとする廉の服の裾を引っ張る。
片想いなんかじゃない。
むしろ私の方が廉のこと好きだったのに。
振り返らない廉。

もう二度と私の事見てくれなくたっていい

もう二度と会えなくたっていい

もう二度と前の関係に戻れなくたっていい

廉に他に彼女が出来たっていい

ただ伝えたい。

「私も廉が大好きなの」

廉の体に力が入った気がした。

「廉が私を想うより私は廉を想ってる

過去形なんかじゃないから。。。」

Ren「ほんまに？ほんまのほんま？」

「嘘なんか言わないっ」

もう会えなくても会わなくてもいいから、
最後にだけ、
廉の細い身体に腕を回した。

「こんなに人を愛するのは廉が最初で最後だから。。。」

Ren「じゃあ、」

私の手に手を重ねる廉に続けて言う。

「だからこそ、失いたくない。
廉もメンバーも。
大切な人を失うくらいならこの仕事を辞めた方がいい
愛する人と別れた方がいい」

Ren「そんなん、いややわ」

「廉ならどうするの？
自分が仕事をやめて消えなきゃ
メンバーやわたしがしぬかもしれないんだよ？それでも続ける？続けてられる？
大切な人を危険にさらされるんだよ？」

そこまで言うと廉は自分の手を下ろした

Ren「他の方法を探す。

両方しやんでええようになることを」