永遠の。【King&Prince,Ren.N】 (ページ30)

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さんじゅうページ30

いつの間にか私の気持ちは揺らぎきっていて、
廉をどうにか突き放そうとしていたのに
今はもう家に入れてしまっている

…何してるんだろう。別れた彼氏なのに。

言い訳だったらいくらでもできる、
あっちが悪いんだ、しつこすぎるし

…メンバーだしいいよねなんて思うのは
悪い女かな

「……てか、何勝手に紅茶飲んでくつろいでんのよ」

私が服を部屋着に着替えてる間に

勝手に私が作った紅茶を飲みながらソファーでくつろぐ廉。

Ren「ええやろ？別に、Aの家は俺の家みたいなもんやん」

「……もう別れたってゆってるでしょ、

廉と私はもう終わったの。」

Ren「だから、終わらせへんってゆってるやろ。俺は別れたつもりない

とりあえずこっち来て、隣座って」

真面目な話なんてしたら廉に私どこまで話しちゃうかわかんないのに、
ほらはやく。なんて関西弁混じりのその甘い声で呼ばれたら私の体は廉に引き寄せられる。

「真面目な話なんてしたくない」

Ren「あかん。今はしやなあかんときや」

色素の薄いその目でじっと見つめられると
また心がドキドキする

Ren「…俺はあんなに頑張ってたAがなんで辞めたいんか別れへん。
でも、ホンマにどうしてもやめたいんやったら俺にも考えがある｣

「なに？」

Ren「やめるのはAの自由やけど、ファンの気持ちとか俺らの気持ちとかもう1回ちゃんと考えて欲しい。Aのことホンマに好きな人いっぱいおるんやから、やめやんでいい理由なんかいっぱい見つかるで。

あと、俺はAが辞めても辞めやんでも
別れるつもりは無いから」

「…廉が1番私のこと考えてない」

Ren「じゃあ、なんで辞めたいん？ちゃんとした理由教えてもらえな俺も納得出来ひんわ。」

…一番痛いとこを突かれる。
疲れた、なんて言ったってどうせ廉には通用しない、でも、本当のことは言えないし

「…それは、、言えない、、疲れたとしか」

Ren「はい、俺もう別れません」

「は？」

Ren「ほんまの理由教えてくれやななぁ」

…このひと絶対別れてくれない。
私だって別れたくない…けど…

「私が辞めるのも別れるのもメンバーと廉の為だから」