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じゅうきゅう ページ19
私が玄樹の想いに気がついたのは
Mr.KingVSMr.Princeが設立された頃
この頃私はセクバでもなくどこのグループにも所属してなくて
まぁ、所属できなかったんだけど
そんなこんなで結局
もどかしい状態が続いてた
Mr.KingVSMr.Princeと私みたいな感じでライブとか歌番組に出てた
そして、またいつもみたいに入り切れない状態の中でもドラマ主演が決まったからジャニーさんに報告しに行こうと思って
社長室のドアをノックしようとした時
「なんで、なんでAをグループに入れないの！？！？！」
その時久しぶりに玄樹が声を荒げているのを聞いた
そんな玄樹を落ち着かせようとするＷゆうた
…Princeが来てるんだろうな、なんて思ってた
Princeとは長い付き合いだったし
そう言ってくれる人がいるってことに
感謝しか無かった
一向に落ち着こうとしない玄樹の声が聞こえるから、私はドアの前から動けなかった
今思えば早くドアから離れればよかったと思う
「なんでって、YouがAを好きだからだよ
メンバーに恋愛感情持たれたら困るからねぇ、、、」
ジャニーさんのその言葉で私はフリーズした
・
また何か話し出しそうな感じがしてしまって
私は来た道を戻った
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作者名：中島家の岩橋夕蘭 | 作成日時：2019年11月17日 9時
