◇ 年末スケジュール ページ3
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「……Aちゃん大丈夫かな」
�盒兇�ポツリとそう呟いた。
初の紅白歌合戦出場が決まり、リハーサルも終え、今日はついに本番。
出番2時間前になっても、楽屋に宮野の姿は見えない。
「メールしてみよっか？」
「さっき来たよ。あと30分くらいで着くって。」
「結構ギリギリ…」
これには訳があり……
宮野は2本のドラマの出演が決まっており、撮影でスケジュールはパンパン。
デビューしてからは年末年始の仕事は盛りだくさん。
今、King & Prince の中で1番多忙な毎日を送っているのが宮野だった。
『……着いたっ、……！！！』
「Aちゃん！」
「なんでそんな息上がってんの！？大丈夫？！」
バタッと楽屋のドアが勢いよく開くと、息を切らした宮野が。
メンバーは安心しながらも心配する様子で宮野の側に駆けつけた。
「大丈夫？疲れてない？」
『大丈夫…！』
「ドラマ2話分と雑誌撮影でしょ？今から紅白とカウントダウンとか…倒れない？」
『大丈夫！絶対！』
「……心配なんだけど」
肩に手を回し寄り添う平野と、心配の声を漏らす神宮寺。
' 大事にされている感 ' が素晴らしく漂っている。
『倒れても、みんな助けてくれるでしょ？』
「倒れる前提の話？」
「そう。倒れないけどね？」
「そこは頑固なのね」
宮野の言葉に、皆 笑顔を浮かべる。
「当たり前だろ、いつでも助ける」
『…ありがと！』
６人の絆はまた１つ、強くなった気がした。
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作者名：シア x他2人 | 作成日時：2020年1月7日 15時
