小さい頃の記憶 Ren

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営業終わり、亮は買い物してるって言ってたから

亮がいるところまで向かった。









「 おつかれさん 」



『 わぁ！ありがと！ 』









有名なタピオカ屋さんで

わざわざ並んで買ってくれてた私の好きな物。



こういう事をサラッとやってくれるとこ、

何も変わってないし、いつも救われてるなぁ。









「 なぁ、ちょっと気になる店あったからさ

ついてきて欲しいからきて！ 」









亮に腕を引っ張られ、着いて行ったのは某ブランド店。









「 この腕時計かっこよくない？ 」



『 良いじゃんこれ！ 』



「 ボーナス入ったし、買っちゃおかなー

でもこっちも良いよな〜 」









腕時計を前にキラキラした目で悩んでる亮を

微笑ましく思えた。









『 ふふっ、 』



「 なんで笑った？？ 」



『 変わってないなって思ってさ 』



「 馬鹿にしてる？ 」



『 してないよー、

早く決めてお腹すいたよー 』









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