お も わ せ ぶ り . REN

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「 おい 」


『 っ！あ、の…ごめんなさい… 』


「 …行くぞ 」









明らかご機嫌斜めの様子…。

あーぁ、やってしまった…。









『 永瀬 』


「 ちょっとジュース買ってくるからここおれよ 」


『 …はい 』









気まずくなってしまった…。

どうしよう…。









A…永瀬機嫌悪くなっちゃった
Kaitoえ!なんで!?
A私が迷子になったから…
Kaitoえ、そんなんで怒んないでしょ









「 佐藤 」








「 おい、佐藤 」


『 はい…！ 』


「 これ 」


『 あ、ありがとう…、っお金 』


「 ええわ 」


『 でも… 』


「 いらん言うてるやろ 」









永瀬は私の分のジュースを買ってくれていた。

けど、全然目も合わせてくれない…、

怒ってるよね…。


どうしたらいいんだろう…









『 永瀬… 』


「 帰ろ 」


『 っえ… 』


「 もう用済んだし帰ろ 」


『 …うん 』









せっかくのデートが私のせいで

台無しになってしまった…。





このまま帰るなんて嫌だけど、

どうしていいか分からない…。









結局、何も出来ないまま家に着いた。

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