漆黒社会人

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今日の夜は本降りの雨って言っていたな


傘も持たずに飛び出してきたから

服もカバンも全部びしょびしょ。









雨に打たれながらさっきの事を思い出す…。









廉が女の人を押し倒していた…。

女の人の聞きたくない声も聞こえてきた…。









浮かれて帰った自分が馬鹿みたい。


いや、馬鹿なんだよ…。









こんな感じで廉と終わると思ってなかったな…。









歩く気力もなくなりその場に座り込んだ。









泣きたくもないのに溢れ出て来る涙。








こんな時に思い出すのは、

廉との楽しい思い出。優しくされたこと。

嬉しかったこと。キュンとした事。

いい思い出ばっかり走馬灯のように思い出すの。









この雨が私の記憶を綺麗に洗い流してくれる気がして、

雨が土砂降りで、雷もなっている中

思いっきり声を出して泣いた。









ああ、 、本当に大好きだったよ…。









これからどこに帰ろうか…。

私の帰る場所なんてもうどこにもないよ…。









私はその場で目を瞑り、意識を手放した。









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作者通ります。


話重いですよね…( ˙_˙ )

私の書いた作品ダークに行きがちなので
甘酸っぱい作品も新作書きます！

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