めちゃめちゃに好きなんですけども。K.T (ページ9)

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ーーーそこから、約2年。

事あるごとにお店にも足を運び

自宅には様々な花瓶と、彩りが増え

Aちゃんには
分かりやすくアピールをしている(つもり)。

、、しかし彼女は

俺がアイドルだと分かっていても
特になーーーんにも特別扱いしてこないし

たまーに勇気を出してご飯のお誘いをしても

「今日は遅くなるから今度行こう！！！」

とか言って

するり、と

かわされてしまう。

え、俺もしかして嫌われてる、、？

とか思ったりもしたんだけど

「海人くんのお母さんに？それはもう、目一杯素敵な花束にしないとね！」

「彼氏、、、私に？笑ずっと居ないよ？？何で？？」

「あ、おはよう！あのね昨日、海人くんが仕事に遅刻する夢見た笑」

、、うん。

多分、嫌われてはいない。

Aちゃんと関わっていて思うのは

俺よりも2歳年上だけど少し天然。というか鈍い。

仕事が好きで、いつだってポジティブ。

この間も
　

『雨ばっかり憂鬱だね～。』とお店の窓を見て顔をしかめる俺の隣で

「ん～～～～、、そうかな？

雨があるから、晴れが嬉しかったりしないっ？

昔なんて体育の走る授業が嫌な時は
雨に何度も助けられたなぁ、、」

そう言った後"雨にも感謝！" と笑う彼女に
俺は思わず笑って、

その後は
雨も悪くないなぁなんて、思ったり。

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