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ここまできて
まだどうしようどうしよう
って考えてる
うちに来ちゃう
っていうか、何でよ！
なんでうちに平野くん来たの？
え、最後だから？うそでしょ？
最後だからちゃんと直接会って
もう２度と会えないよって
私に言うってこと？
いや、もういいって
わかったよ、わかったわかった
廉さんからきいてた
期待させないってやつ
こっちが予想してたよりも
強すぎるだろうよ
期待してないしてない
してないから、もう勘弁してよ
そんなに谷底の谷底まで
突き落として
さらに上から棒かなんかでつついて
もっと奥底に落としてやろうみたいなの
ちょっと正直いうと今はきつすぎる
彼女いるってことも
彼女が大事だ、ってことも
私と会わないってことも
もうわかったってば
ピーンポーン
今度は部屋前の
インターホンが鳴って
本当に平野くんが来たんだ、と
さらに焦ってしまう
いや、もういくしかない
ここを開けるしかないんだよね？
さすがに今さら
「いません」とは言えない
ドアの前まで行くと
「早くあけてよー」
平野くんが低めの声でそう言いながら
とんとんと２回、ドアをノックしてる
よし、イチかバチかだ
「今、いません」
「はぁ？また逃げるつもり？」
とりあえずダメ元で
ドア越しにいません宣言した私に
「いるでしょ！絶対！
怒るからね、ほんとに！」
ガチャガチャガチャガチャ
さっきの控えめなノックとは
うってかわって
あのバカ力で
私の家のドアノブを
取れるんじゃないかっていう勢いで
ガッチャガチャ回す
「あぁあぁ！！
開ける！開けるから待って！」
この怪力破壊王から逃げられそうにない
もたもたしてたら
ドアとか蹴りだしそうな勢いだ
もう観念して、ここを開けるしかない
鍵を開けると
勢いよくドアが開いて
「何してんの
こんなときまでほんとにもう、、、」
そこには当たり前なんだけど
本物の平野くんが立ってて
ふざけてたの、わざと
ふざけてどうにかしようと
思ってたんだけど
おさえてたはずの涙が
ものっすごい勢いで
目にたまって
前がにじんで
大好きな平野くんが見えなくなる
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ゆの（KP）(プロフ) - そうか、そうか。ドキドキ提供できたみたいでよかった笑。 (2022年12月17日 21時) (
レス) id: c8a01fc049 (このIDを非表示/違反報告)
Rie97623810(プロフ) - 最近小説でもドラマでも恋愛ものは見てなかったから久しぶりにドキドキしたよ〜 (2022年12月17日 16時) (レス) @page47 id: 38342ce338 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの（KP）(プロフ) - ありがとうね、短編、みんな気になるかんじかしら笑。 (2022年12月17日 13時) (レス) id: c8a01fc049 (このIDを非表示/違反報告)
妃菜(プロフ) - 短編集気になります！ (2022年12月17日 11時) (レス) id: 3d7b296d9e (このIDを非表示/違反報告)
ゆの（KP）(プロフ) - ありがとうね、短編気になる？笑。 (2022年12月17日 4時) (レス) id: c8a01fc049 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆの（KP） | 作成日時：2022年12月11日 19時
