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「おい、お前」
「は？」
「式場で言うぞ」
「、、、なにを」
「金で買われてここにきました
って言うぞ
高らかに
お前の友達だらけの卓で言うぞ！」
「ややっ！それだけは！」
「Aちゃんは綺麗
Aちゃんは美人
はい！続けて」
「Aちゃんはきれー
Aちゃんはびじーん」
「お前、ふざっけんな！
もっと気持ち込めろ！ばか！」
くそみたいなやりとりをしてから
時間は流れて結婚式当日
前乗りしてホテルを取って
(石川は当日くる)
準備万端で挑んだ結婚式
”結婚式の披露宴は
もっとも成功率の高い合コンよ！
いえ！
「成婚率」がもっとも高いと言っていいわ”
(某テレビドラマ：やまとなでしこより拝借)
なんていうし
気合いが入らないわけでもなかった
久しぶりの、そして初めての
新婦、新郎まったく知らずの
赤の他人の結婚式で
まさか、あんなことになるなんてね
人生、ほんと
何があるかわかったもんじゃないわ、、、ね
式場の入り口で
石川と待ち合わせたけど
それにしても出入りしている人の数が
単純に多い
待つこと５分
ようやくむこうから石川がやってきた
「ちょっと、ねぇ
なんか場違いじゃない？」
「は？何が」
「いや、なんか、人多くない？」
「えー？そうかー？」
あんまり気にしていない石川に
中入ろうぜ、と言われて
式場の中に入ってまたびっくり
私が田舎者だからなのか
今まで出席してきた結婚式の
どの会場よりも、ダントツに広い
「会場の広さとか
気にしてなくていいから
設定、うまく守れよ？」
小声で石川に言われて
あぁそうだ
私は石川の彼女役だったんだ、と
大事なことを思い出す
「不安だなぁ、大丈夫かよ、お前」
「まかしてくだせぇ！
うまくやりますぜ！兄貴！」
「、、、、
だからそういうとこだって」
腕まくりまでして
江戸っ子の感じ１００％で答えたのに
スルーされてちょっとさびしい
気づいたら石川は
友達かなんかに話しかけられて
あっという間にあっちに行ってしまってる
まぁ、当たり前か
私はここに来ている
全員を知らないけど
石川は知ってる人いっぱいいても
おかしくないのか
石川も誰も知らなかったら
ほんと結婚式の飯泥棒かなんかだもんな
うちら２人
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ゆの（KP）(プロフ) - そうか、そうか。ドキドキ提供できたみたいでよかった笑。 (2022年12月17日 21時) (
レス) id: c8a01fc049 (このIDを非表示/違反報告)
Rie97623810(プロフ) - 最近小説でもドラマでも恋愛ものは見てなかったから久しぶりにドキドキしたよ〜 (2022年12月17日 16時) (レス) @page47 id: 38342ce338 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの（KP）(プロフ) - ありがとうね、短編、みんな気になるかんじかしら笑。 (2022年12月17日 13時) (レス) id: c8a01fc049 (このIDを非表示/違反報告)
妃菜(プロフ) - 短編集気になります！ (2022年12月17日 11時) (レス) id: 3d7b296d9e (このIDを非表示/違反報告)
ゆの（KP）(プロフ) - ありがとうね、短編気になる？笑。 (2022年12月17日 4時) (レス) id: c8a01fc049 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆの（KP） | 作成日時：2022年12月11日 19時
