孤爪家長女の勧誘 ページ6
*
｢すみません、部活はバスケ部の予定で｣
｢そっか、ごめんね引きとめて｣
180cm超の1年生を、名残惜しそうに見ながらAは息をつく。
｢ドンとした子みんなバスケ部かぁ…1人、いや2人くらい分けて欲しい｣
いやでも2人だとハーゲンが…とぶつぶつ呟きながら1年生棟の廊下を歩く。
そんなAに近づく大きな影。
｢あの!!｣
｢うーん…わァっ!?｣
ハーゲンに意識を取られ、かけられた声に反応が遅れたAは大きな影の持ち主にぶつかる。
後ろに倒れそうになったAを、大きな影は手を取り引き寄せた。
｢ごめんね、考え事して…て…｣
｢いいっスよ!｣
可愛い人抱きしめられたんで、と嬉々とした声はまるで聞こえておらずAはその高身長に目が釘付け。
｢君、バレー部入らない!?｣
先程取られた手を握り返し、大きな影の持ち主に詰め寄る。
｢(ち、近い…可愛い)｣
｢どうかな？あ、でもそんなに大きかったらやっぱりバス｢入ります!!｣ケ…いいの!!｣
｢なんか勧誘してるみたいだったんで声掛けたんです｣
｢そうなの、こうドンとした子がほしくて!!｣
｢俺ドンとしてます!!｣
｢うんうん、すごいしてる!!｣
お互いのコミュニケーション能力の高さから、トントン拍子で話が進む2人。
｢あ、私男子バレー部マネの孤爪Aっていうの。弟もバレー部にいるからAって呼んでね｣
｢俺、灰羽リエーフです。バレーしたことないけどAさんの為に頑張ります!!｣
そこはみんなで頑張ろうよー、など話しながら練習時間や体育館場所を伝えるA。
｢それにしてもリエーフ綺麗な目と髪の色だね｣
｢ロシア人と日本人のハーフなんです｣
｢へぇ、たがらそんなに背が高くて手足も長いんだ｣
｢やるからにはカッコイイエースになります!!｣
頼もしいエース宣言に頬を緩めるA。
｢(ハーゲンもインパクト選手もゲット確定!!)｣
Aはリエーフにまた後でね、と手を振りウキウキと部室へ戻って行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1046人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆい(プロフ) - ちょっとエッチが入っていると読むこっちがすごいハラハラします‼️ (2022年2月3日 20時) (
レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続き楽しみにしてます🎶 (2022年2月3日 20時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!!楽しく読んでいただき嬉しいです。更新間隔が空いて不定期更新になってますがこれからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年6月2日 23時) (レス) id: fa8d374c63 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！すごい好きです(*≧∀≦*) (2020年4月23日 10時) (レス) id: 8e9acf94c3 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - moekaさん» 更新が開いてしまいすみません(＞＜)なかなか更新できませんがこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2020年4月23日 0時) (レス) id: fa8d374c63 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんりん | 作成日時：2020年1月23日 14時
