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孤爪家長女のGW14 ページ28

*


「ほら、カフェオレ」

「ありがとー、クロ」

「ったく…寝る前にカフェイン取るなよ」

「だって、まだすることあるんだもん」


Aの言葉に黒尾はわかりやすく息を吐く。


「早く寝るのも優秀なマネージャーの仕事デス」

「クロだって昨日夜更かししたでしょ」

「ゲッ…なんで知ってんだ」

「今日の朝目の下にクマあったからね。練習試合ばっかりで疲れてるのに眠れないの?」


Aの問いかけに黒尾は目線を逸らし少し考え込んで口を開く。


「…あー、その…」

「もー、どうしたの?」

「んー、なんかこう定期的にAと寝ないと落ち着かないと言うか、なんと言うか」

「…ちょっと」


黒尾の眠れない理由の思いがけない答えに、カァっと顔に熱が集まるA。そんなAを見た黒尾はAにグッと顔を寄せる。


「A…今日一緒に寝てい?」

「や、その…っ」


自販機と黒尾の間に挟まれたAは顔を赤くしたまま視線を彷徨わせる。


「ダメ?」

「だって…ここ合宿所だし」

「Aちゃん居ないとテツローくん熟睡できません」

「…うぅ…わっ、ちょクロ!?」


悩みに悩んでいるAを抱き上げ、マネージャー部屋へ向かう黒尾。そのまま部屋へ入り鍵をかける。


「ほ、ほんとにここで寝るの?」

「もちろん」

「でも…」

「Aだって俺のこと言えないだろ」


目の下をスっと撫でられる。撫でられたそこには薄くクマがあった。


「寝不足なクセに」

「今から寝るもん、クロは予備の布団敷いて」

「Aちゃんと寝るから敷きません」


備え付けの一人用のベッドに2人で寝転ぶ。Aは一つ息を吐くと諦めたように黒尾の胸元に顔を埋める。


「俺の勝ちだな」

「明日バレて怒られても知らない」

「なんだかんだコレ毎年恒例だからな」

「勝手にクロが恒例化したんでしょ」

「ギュッとしてくる割にはツンツンしてんな」


だって毎年負けてるし。とAは不機嫌そうに黒尾を見上げる。


「とりあえずAが負けを認めたということで…及川クンとのこと詳しく聞こうか」

「え」


逃げようとしたAの背中には既に黒尾の手が回っていて、Aはサッと顔を青くした。

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ゆい(プロフ) - ちょっとエッチが入っていると読むこっちがすごいハラハラします‼️ (2022年2月3日 20時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続き楽しみにしてます🎶 (2022年2月3日 20時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!!楽しく読んでいただき嬉しいです。更新間隔が空いて不定期更新になってますがこれからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年6月2日 23時) (レス) id: fa8d374c63 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます!すごい好きです(*≧∀≦*) (2020年4月23日 10時) (レス) id: 8e9acf94c3 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - moekaさん» 更新が開いてしまいすみません(><)なかなか更新できませんがこれからも読んでいただけると嬉しいです! (2020年4月23日 0時) (レス) id: fa8d374c63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんりん | 作成日時:2020年1月23日 14時

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