孤爪家長女のGW13 ページ27
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「_で、2日後にはウワサの烏野高校との決戦なワケだが、我らが因縁の相手(らしい)烏野に女子マネージャーは居るか否か!!俺は居ない方にハーゲンダッツ!!」
「えーっ、俺は居た方が嬉しいから居る方で!」
「僕もですっ」
「バカヤロウ!うちには天使のようなAさんがいるのに向こうにもいたら自慢できないだろうが!!」
「「えー…」」
男子部屋では山本が犬岡と芝山に烏野マネージャー話を持ちかける。
「うっかりもしかして美人のマネが向こうにも居たりしたら俺は絶対に許さないっ!!絶対にだ!!」
涙目で訴える山本に1年2人は言葉がなくなる。
山本はそんな2人に目を向けることなく窓際へ行き、外に向かって雄叫びを上げた。
「その時は覚悟しとけよ烏野ーッ!!」
「山本うるせぇ!!」
黒尾が注意をするが、山本は研磨に目を向ける。
「おい、研磨はどっちだと思う!?」
「別に…どっちでもいい…」
「ケッ、言うと思った」
「でも…姉さんは居た方が嬉しいんじゃないかな」
研磨の姉さんと言う言葉に山本はいち早く反応する。
「グッ…居たらAさんが喜ぶ…いやでも…うぐぅ」
「それに…ちょっと楽しみだよね、烏野と試合」
その言葉に山本、犬岡と芝山が目を丸くする。
「!!?ヤル気無し男の研磨が試合を楽しみにしているだとー!?」
「山本、そんな元気ならテメーだけ練習増やしてやろうか」
「スっ、スンマセン…」
「虎ちゃん夜だから静かにね」
「うおぉっ!?Aさんいつから!?」
後ろからスっと現れたAに飛び上がる山本。
「んー、烏野にマネが居るか否かは聞いたかな」
「最初から…」
「研磨は気づいてたみたいだよ」
「気づいたなら言えよ!!」
「姉さんが言うなってするから…」
こっそり研磨に合図を送っていたA。
「でー、Aちゃんどうしたの?」
「後で今日の試合データ持って行くってクロに言ったでしょ」
あー、そう言えば聞いたなと黒尾は数時間前を思い出す。
「とりあえず3部作ってるから学年でもいいし別れて見てね」
「「アザっす!!」」
「じゃあ私は戻るから、何かわからないとこあったらメールでも電話でも遠慮なく聞いてね」
そう言って部屋を出ようとするAに着いていく黒尾。
「クロ?」
「ジュース買いに行くから一緒に出る」
「私カフェオレ飲みたい」
「…はいはい、優しい黒尾クンが買ってあげます」
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ゆい(プロフ) - ちょっとエッチが入っていると読むこっちがすごいハラハラします‼️ (2022年2月3日 20時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続き楽しみにしてます🎶 (2022年2月3日 20時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!!楽しく読んでいただき嬉しいです。更新間隔が空いて不定期更新になってますがこれからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年6月2日 23時) (レス) id: fa8d374c63 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます!すごい好きです(*≧∀≦*) (2020年4月23日 10時) (レス) id: 8e9acf94c3 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - moekaさん» 更新が開いてしまいすみません(><)なかなか更新できませんがこれからも読んでいただけると嬉しいです! (2020年4月23日 0時) (レス) id: fa8d374c63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんりん | 作成日時:2020年1月23日 14時