孤爪家長女の休日 ページ14
*
｢……ん…あれ、私｣
いつの間に寝たんだろ、てか今何時。
腰に回るクロの腕を下ろしながら身体を起こすと、大きめのシャツ1枚の自分の姿。
その姿で思い出してきた記憶。
『…てつ、ろ…もう……ゃだ…ぁっ』
『A…俺まだ足りない』
『…も、ゆるし、て』
『だーめ』
うわぁぁぁ、なんで気絶したの私。
クロが起きたら絶対揶揄われる。
チラッとクロを見ると目は閉じられたまま。
よし、今のうちに帰｢顔赤くして百面相してるAチャンおはよ｣
｢え…｣
声がした方を見るとニヤニヤとこっちを見るクロ。
うっ、いつから起きてたの。
思い出して赤くなってるとこ絶対見られた。
膝に顔を埋めて悶々と考えていると、ドサリと視界がクロと天井になる。
｢ちょ、クロ？｣
｢さっきのこと思い出してんだろ？気絶するほどヨかったもんな｣
｢違っ…いや違わなくないけど、じゃなくて!!｣
私何言ってんの、素直かって!!
｢それよりさ、彼シャツってなかなかイイな｣
片手でプチプチとボタンを外し、もう片方の手でスルスルと太腿を撫でてくる。
｢変態、エ〇トサカ、やめて｣
｢へぇー、そういうこと言うんだ｣
あ、やばい。
なんかスイッチ入れちゃった。
｢俺まだ全然Aチャンが足りてないからさ…もっとちょーだい｣
そのあと、容赦なくクロに食べられた私は、次の日動けなくて…。
｢クロのバカ!動けない!デート行けない!｣
もうほんとにバカ!!
じわりと涙が滲む。
せっかく久しぶりのオフだったのに。
｢あぁ〜〜っ、悪かったって｣
バツが悪そうに床に正座して謝るクロ。
｢ハーゲン｣
｢買わせていただきます｣
｢ゆるニャンの限定グッズ｣
｢買わせていただきます｣
｢購買の幻のプリン｣
｢全力で並びます｣
｢あとは…｣
｢Aチャンまだあるの…｣
だんだん顔が青くなるクロに、そろそろいいかと思ってくる。
｢あとは……｣
ゴクリと唾を飲むクロ。
｢……いっぱいシてくれて嬉しかった…｣
言った後クロから視線を逸らす。
ギュッとクロに抱きしめられる。
｢Aに好き殺されそう｣
｢ふふっ、なにそれ｣
変なこと言うクロを私も抱きしめ返した。
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ゆい(プロフ) - ちょっとエッチが入っていると読むこっちがすごいハラハラします‼️ (2022年2月3日 20時) (
レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続き楽しみにしてます🎶 (2022年2月3日 20時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!!楽しく読んでいただき嬉しいです。更新間隔が空いて不定期更新になってますがこれからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年6月2日 23時) (レス) id: fa8d374c63 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！すごい好きです(*≧∀≦*) (2020年4月23日 10時) (レス) id: 8e9acf94c3 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - moekaさん» 更新が開いてしまいすみません(＞＜)なかなか更新できませんがこれからも読んでいただけると嬉しいです！ (2020年4月23日 0時) (レス) id: fa8d374c63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんりん | 作成日時：2020年1月23日 14時
