【HQ‼】烏野の1年マネはあの【伝説のスパイカー】だった。third

鰹節の本気 ページ42

A『…じゃあ、そろそろ帰りますね。今日はありがとうございました！』

及川「えー！？もう行っちゃうの！？まだ居てもいいんじゃない？？」

A『烏野の仲間たちが待ってるので…』

及川「…じゃあ、最後に…Aちゃん、手出して。」

A『わかりましたけど…なんですか。』


チュッ


A『！？』

及川「ずっと好きだよ。Aちゃん。また来てね。」

A『……消毒しようっと。』

及川「えー！？及川さん悲しい！…でも、その割には…顔赤くなってるんじゃない？」

A『違います！！あなたみたいな鰹節、大っ嫌いです！！』

及川「なっ…！？」

岩泉「何ふざけた事してんだよ！！」


バシイイン！！


及川「いったああ！！」



まあ、意識していないと言えば嘘になるけど。


この鰹節を意識したという自分がかわいそう。


ちゃんと手、洗わないとなあ…



国見「俺が送って行きます。」

A『いいの？』

岩泉「俺は別にいいぞ。女子を一人で帰らせるのも良くないからな。」

A『ありがとうございます！では、さようなら！』



*


A『こうやって、二人で歩くのも久しぶりだね。』

国見「そうだね。」

A『…』

国見「…」


…気まずい。

私たちは"元”恋人だ。

でも、中学の頃に一件があって…それきりだ。

さっきは及川先輩とかがいたから、まだよかったけど。

何か話題作らないとな…


A・国見『「あのさ、」』

国見「な、何？」

A『そっちこそどうしたの？』

A・国見『「ふふっ。」』

国見「変わんないね。」

A『そうだね。』

国見「…さっき言おうとしてたことって、何？」

A『えーっとね…』


言っていいことなのかわかんないし、余計なお世話って思うかもだけど、


A『…英も勇も、飛雄のこと、気にしてると思う。』

国見「！」

A『…でも、飛雄は大丈夫だよ。今の飛雄には"翔陽がいる"から。』

国見「…そう。」

A『飛雄が英たちにひどいことをしたのは事実だけど、』

A『でも私は、もう一度、4人で仲良くできたらなって思うよ。』

国見「…そうだね。金田一にも伝えとく。」

A『本当！？』

国見「うん…だから、さっき俺が言おうとしたこと、聞いてもらってもいい？」

A『もちろんだよ。』

国見「…俺、今でもずっと、Aのこと好きだ。だから…」

A『ごめん。』

国見「！」

A『私にはもう、大切な仲間がいるから。』

私にできることは→←だって頭鰹節じゃないですか！！

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