【HQ‼】烏野の1年マネはあの【伝説のスパイカー】だった。third (ページ33)

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キ………！？ページ33

プリ機〈じゃあ、最後だよ！キスしてみよう！！〉

A『おいプリ機。ふざけてんのか？？』

赤葦「どう、しますか？」

A『お願いします。やめましょう。本当に。』

木兎「別によくね？？」

A『私がよくないです。』

木兎「えー！？」

A『…キスとか…したことないし…最初のキスは、好きな人としたいから…///』

赤葦「…へえ。」

…なんか今、嫌な予感がした。

木兎「…A、」

A『は、い。』

木兎・赤葦「「俺じゃ、ダメなの？」」

A『んんんんん！？』

待って。この人たちこんなにイケメンだったっけ？？？

なんか、こういう展開さ、どっかの少女漫画みたいだよね。

え、そうだとしたら私ヒロイン！？

…いや、違うわ。

谷地仁花とかいう可愛い系女子とか、早瀬佐奈とかいう美人のお嬢様いたわ。

木兎「…Aどうした？？」

A『いや、あの、やっちゃんがヒロインだから喜んで仕えたいなって(？？？)』

木兎「やっちゃんがヒロイン？？？」

赤葦「ごめん。なんの話かわからない。」

木兎「てか、めんどいからもう撮るね。」

A『え』

両頬に、柔らかいものが当たった。

一瞬のことだった。

A『…ぁ』

木兎「できたよ赤葦！！」

赤葦「よかったですね。…A？」

A『あ…！？』

今起こったことを理解するのに、少し時間がかかった。

A『へあぁああああ///////』

木兎「お、Aやっと理解したか？」

赤葦「ほら、立って。行くよ。」

A『は、はぃ…/////』

*

あの時、私は人生で一番、いや、二番くらいかな？

顔が真っ赤になっていただろう。

その後のことはあまり覚えていない。

プリを分けて、木兎さんたちと別れた。

そして今に至る。

瞬斗「…ちゃん。ねーちゃん。」

A『うわビビったあああ↑って、瞬斗かよ。どこから湧いたんだ！？(？)』

瞬斗「いや、部屋入るって言ったし。てか、姉ちゃん顔赤いよ？…まさか男！？東京に彼氏！？」

出た。シスコン。

瞬斗「え、じゃあキスとかしたわけ！？は！？でも、東京で知ってるとしたらバレー部！？」

A『落ち着いてよ…彼氏じゃないし…安心しろ。』

瞬斗「よ、よかったああああ！！姉ちゃんに彼氏できたとか言われたら、俺、俺…」

A『分かったからシスコン。じゃあ、私やることあるから。』

瞬斗「うい。」

…多分今日は、一生忘れない。いろんな意味で。