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『叶くん!どうしたの?
 今日は部活があるって……』



kne「あったんですけど、
  A先輩(に(オトコ)が寄ってきそうなの)が心配で」




涙ながらに話す叶くん。

彼は前までは部活の休みの日だけ一緒に帰っていたけれど

私が体調不良で倒れてしまった時から、

なるべく毎日一緒に帰ってくれている。

そんなに心配しなくても大丈夫なんだけどなぁ。




kne「というか、今日他の人と帰るって」



『あぁ、それが……約束してた子が来なくて』



kne「モブ山なら体調不良で帰りましたよ?」



『え……?』



kne「そんな奴は忘れて僕と一緒に帰りましょ♡」




そう言って叶くんは私の手を引いて帰路に着く。

私……モブ山くんの事、彼に話していないのに。

どうして知っているの?



×××

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作者名:初音 | 作成日時:2023年2月10日 16時

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