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kne「なんで、幸せになってよ…!」




珍しく彼は声を荒げた。

瞳が揺れていて、髪がボサボサになっている。

そんな彼の頬を両手で挟んで目を合わせる。




『叶、よく聞いて。
 私は叶以外の人と幸せになんてならないよ』



kne「なんで」



『理由なんてないよ、好きだからじゃダメ?』



kne 「…ダメじゃない」




ちゃんと話せてるか分からないけど、

言いたい事は全部伝えた。

うん、これで良かったんだ。




『だから…そんな事言わないで……』



kne「ありがと、Aさん」




2人で幸せになろうね、そう彼は呟いた。

3人かもね、と私は続けた。



×××

1人じゃない→←幸せだなんて



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作者名:初音 | 作成日時:2023年2月10日 16時

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