無口無表情掃除大好き、でも心はイナイレオタクな少女が日本代表の掃除係になり…その幼馴染のブスな悪女さんは日本代表のマネージャーになりました【イナズマイレブンオリオンの刻印】

4話である ページ6

Aは雑巾を片手にグラウンドの【天井】を掃除する…安全器具はつけてない…片手だけで全身をコントロールし、落ちないようにして、雑巾で拭くのだ

A「「キュッ…」…」
『この雑巾のキュッて音好き…』

グラウンドではクラリオ・オーバンと日本代表全員の試合が行われているとも知らず、夢中で掃除をする…

A「…アー、ユー、ゴーイング、トゥ、スカーボロー、フェア、パースリー、セイジ、ローズマリー、アンド、タイム、リメンバー、ミー、トゥ、ワン、フー、リヴズ、ゼア、シー、ワンス、ワズ、ア、トゥルー、ラヴ、オヴ、マイン…」
『スカボロフェアって曲だよ！気になる人は調べてみてね！』

Aがそう思いながら掃除する…天井は綺麗になっていく…流石掃除好きである

つくし「ん？Aちゃん⁉」

つくしが上を見上げる。同時に他の選手も上を見上げた…

A「…」
『う、歌っているのを見られそうになった…危ない危ない…』

心では焦るAだが、見た目は普通に掃除をしている…

明日人「え⁉あんな所も⁉今の掃除係の人はすごいなぁ…」

灰崎「馬鹿か、普通の掃除係は安全器具もつけずに天井やらねえよ…」

趙「ふぉーっふぉっふぉ！嵯峨榑さーん！」

趙監督がAを呼ぶ、Aは明日人達を見て頷き…支えている片手を【離した】

A「…」
『そんな装備で大丈夫かって？』

全員「⁉」

Aは地面に背中を向けて落ちて行く…皆慌てるが…趙監督は笑ったまま…何故なら

A「「ドン！」」
『大丈夫だ、問題ない』←

何回か回転をし、華麗に着地し、趙監督の前で、お辞儀をしたA…人間技ではない…

灰崎「す、すげえ…」

風丸「あの場所から無傷だと⁉…」

鬼道「嵯峨榑A…普通の掃除係ではなさそうだな…」

趙「今日のお掃除はこれで大丈夫ですよ〜」

A「…「コクッ」」
『イナキャラ様神だなぁ！かっこいい、ありがとうございます！』

選手達は唖然としながらも、Aは帽子を片手で取り、グラウンドを出て行った…




Aはまだ明るい空を見上げながら木の上で指をお腹の上で組み目を閉じて寝転んでいた

A「…」
『葉の隙間から漏れる光が…』

風丸「A、話が…」

A「…」
『暖かい…それがまた眠気を誘う…』

風丸「おい」

A「…」
『そしてこの涼しい風、ちょうどいい強さで吹いている…気持ちいい…まさにここは天国…そう』

A「天国で((風丸「起きろ！」」

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