無口無表情掃除大好き、でも心はイナイレオタクな少女が日本代表の掃除係になり…その幼馴染のブスな悪女さんは日本代表のマネージャーになりました【イナズマイレブンオリオンの刻印】

22話であるからして ページ25

円堂の姿勢に笑みをこぼす鬼道……日本ボールで試合再開するも、オーストラリアのトリックでボールを奪われてしまう…各々が焦る中、イレブンバンドに一つのメッセージが届いた…

鬼道「《目を閉じて》…《(^ε^)》？」

灰崎「顔文字を読むな！」

忠実に読み上げた鬼道にツッコミを入れた灰崎…
鬼道は灰崎を気にせず、ベンチに腰掛けるある人の姿を確認すると微笑を浮かべた

鬼道「夏未…帰ってきたのか」

元雷門中サッカー部のマネージャーの雷門夏未がやってきた…

A「…」
『夏未さぁぁぁぁぁぁぁぁん！ヤバイィィィィ！美しすぎるぅぅぅ！』

鬼道「そうか…そういうことか！」

Aが発狂(心の中で)していると、鬼道は何かに気づいたようだ…丁度ボールがラインの外に、そして一時中断となったので、鬼道は直ちにチームメイトを集めた…

鬼道「みんな、敵が妙な手の動きを見せたら、すぐに目を閉じろ、耳と気配だけで動くんだ」

不動「目ぇ瞑ってプレーできるわけねェだろ」

不動は反対する…だが優秀なサッカー選手は耳と気配から周りの状況を把握できるブラインドサッカーという競技もある…不可能という訳ではない…とりあえず明日人達は挑戦してみることに…オーストラリアのスローインで試合が再開された。

明日人達はゆっくりと目を閉じ、全神経を研ぎ澄ませた。だんだんと近づく相手の動きを確実に読み取り、そして…見事、ボールの奪還に成功した。

ベンチの夏未によれば、オーストラリアの選手が使っているのは「ヒプノシス」と呼ばれる催眠術、相手に間違った視覚情報を送っていたのだという。
しかし目を閉じることで催眠効果を遮断し、幻覚に苛まれることなくプレーができる…らしい

鬼道「行くぞ！必殺タクティクス柔と剛！！」

鬼道に渡ったボールはあっという間に明日人へ。

明日人「行ける！」

希望を取り戻した明日人…前方に構える鬼道へボールを繋いでいく、すると鬼道は指笛を吹き鳴らし、地面からペンギンを召喚する

鬼道「オーバーヘッドペンギン！！」

そしてなんと灰崎の必殺技を使用したのだ…相手キーパーは呆気なくゴールを許し、日本は点を獲得した！…

灰崎「なぜお前がその技を…」

鬼道「弟子の技を師匠である俺が使って何が悪い？」

灰崎の答えに当然だというように答える鬼道。

灰崎「だ、誰が弟子だッ！それに弟子から技をパクる師匠がいるかよ！」

慌てて反論する灰崎に笑みをこぼす鬼道であった

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