無口無表情掃除大好き、でも心はイナイレオタクな少女が日本代表の掃除係になり…その幼馴染のブスな悪女さんは日本代表のマネージャーになりました【イナズマイレブンオリオンの刻印】

37話でありあるある ページ40

アジア予選3回戦に向けて特訓に励む日本代表…Aも掃除に力を入れる。

一星「…」
『…今のチームの柱は円堂。あいつを排除すれば、チームは内部から崩れ落ちる…』

…一星を除いてだが、一星はいかにしてチームを壊滅させるかを模索している…

灰崎「次は円堂さんでも狙ってるってところか…。あいつの好きなようにはさせねぇ…」

一星の思惑を汲み取っている灰崎と吉良は不敵に笑った…

趙「はぁ〜い皆さ〜ん！自由時間はそれまで！次の相手に向けた特訓を始めますよ〜」

と、そこへ趙金雲が選手を集めた…

剛陣「はぁ〜？自由時間だぁ？ちゃーんと練習してただろうがよー」

子分「次の相手・ウズベキスタンは、スタミナが強力なチーム。それに対する特訓が必要なわけです」

特訓方法はリレー…赤、青、緑、そして黄の4チームが出来上がっており、選手はその色の鉢巻きを着用していた。ルールは単純で、チームで一辺が15メートルの四角形を作り、バトンを渡し続ける。チームの出発点にはティッシュが置いていて、最後の走者はバトンを渡した後ティッシュを一枚取る。リレーはティッシュがなくなるまで続けるのだ

趙「嵯峨榑さーん、終わって構いませんよぉ〜」

A「「コクッ」」

Aは頷き、掃除道具を戻し行き…また戻ってきた頃には

明日人「…やっと終わったぁ！！」

明日人が最後の一枚のティッシュを抜き取り、リレー対決は終幕を迎えていた…全員はかなり消耗した様子で…息を整えている。

剛陣「なんなんだよこの特訓…！こちとら陸上選手じゃねぇっての！」

趙「では、今日はここまで！後はゆっくり休んでくださ〜い」

そんな様子の選手たちを残し、趙金雲は子文と共に室内へ向かって行ってしまった…ようやく練習から解放されたかと思ったのもつかの間…

風丸「待ってくれ、みんな！」

風丸が一同に呼びかけた。

風丸「すまないが、みんなにはこれから、別の特訓をやってほしいんだ」

全員「ええ〜っ！？」

その様子をフェンス越しに見つめている者が一人。
…一星である。

趙「あなたはなぜみんなと一緒に練習しないのですか？」

趙金雲にそう話しかけられた一星

一星「…俺がいれば揉めるだけでしょ。…じゃあ俺はこれで。失礼します」

素っ気なく返し、一礼して宿舎へと戻っていった…

趙「…困った事態ですねぇ…」

趙金雲は笑みを浮かべながら呟いた…

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