雪柱の覚悟 (ページ2)

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壱ページ2

鬼殺隊には鬼に愛する人を殺された者がほとんどだ。
ほとんどが鬼を憎んでいる。

しかし、鬼殺隊で最も強いといわれている雪柱五十嵐Aは違った。
鬼に両親を殺されても鬼を憎まなかった

ただただこれ以上犠牲を増やさないために
心を痛めながら鬼を斬っていた

そんな少女の物語は、ある日突然動き始める

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御館様「A、急に呼び出してごめんね」

『いえ！御館様がお呼びならば、どこでもいつでもすぐに駆けつけます!!』

御「ふふ、頼もしいね。……急で申し訳ないけどAにお願いがあるんだ」

『お願い……ですか？任務ではなく…？』

御「実はね、先日、鬼の妹をつれた少年が鬼殺隊に入隊したんだ」

『？！』

御「竈門炭治郎という赤い髪と目をもった少年だよ。炭治郎も私の大事な子供たちの1人だから、この兄妹を信じたいのだけれど……」

『その隊士の妹が、人を食わないという証拠が必要ですね』

御「そうなんだ。だからAには炭治郎達の任務の様子を尾行して見てきてほしいんだ」

『御意』

御『頼んだよ。A』

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Youside

鎹「カァァ!!カァァ!!竈門炭治郎ハコッチダ！！
ツイテコイ!!カァァ!!」

『了解』

竈門炭治郎という少年のもとへいくため、鎹鴉の後を追う

鬼の妹は禰豆子というらしい

鬼をつれた隊士がいるって聞いたら、実弥さんや伊黒さんが黙ってないだろうな……

でも私は人を食べない鬼を知っているから、禰豆子ちゃんを信じてみたいかな

『あ！あの子かな？』

綺麗な赤い髪、何か箱を背負っている。
気配からしてあの箱の中に禰豆子ちゃんがいる

『今から初の任務かな？お手並み拝見だね』

といっても、まだ入隊したばかりだから苦戦するだろうな

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炭治郎戦闘中

『炭治郎くんは戦闘中も頭をよく使えてる。判断力があるね！初めての任務に見えない！』

攻撃は浅いが、近くにいる人を守りながら確実に技を出せている。

ただ人を守りながらだと深追いできないだろう

『こっそり助太刀するか…………』

『？！！』

助太刀しようとした時、炭治郎くんの背中の箱から禰豆子ちゃんが出てきて鬼を蹴りつけた

炭治郎くんが戻れというとちゃんと戻ってきている

それに人間を見ても食べないどころか、鬼から守っている