5話 ページ6
(デクに何か声かけた方が良かったかな？)
さっきの出来事でだいぶ落ち込んでいた緑谷に励ましの言葉一つもかけなかった自分に後悔していたA。
でも、あの場にいたらデクを喰べちゃいそうだったししょうがないよね‥‥
ごめんね‥‥ デク
心の中で謝罪するA。
「‥‥今日は早く帰りたいしこの路地裏通って行こ」
近道‥‥何時もは通らない場所だが今回は特別だ。本当は行きたくないのだけれど仕方が無いのだ。
‥‥やだな行くの何か怖いし、人通り少ないし
そう思っていても仕方が無い
路地裏に入って早歩きで進む
すると後ろから駆け足でこちらに近づいてくる音が聞こえた。後ろを振り向くと、包丁を持った男がいたのだ。最近ここらで通り魔が出ると噂になっていたがまさか自分の前に現れるとは思ってもみなかったAは当然腰を抜かした
「いやっ、来ないでぇっ‥‥
ゃだ ヤダヤダやだっ‥‥！」
「イヤぁぁぁぁああっ！！！？？！？」
Aと男が持ってる包丁の距離が０センチになる。
(‥‥あ、れ？痛く、ない‥‥)
いつまでたっても襲ってこない痛みに違和感を感じ恐怖で開かなかった目を開ける
すると
(嘘っ！？)
そう、確かにAの脇腹を刺した包丁が曲がっていたのだ。包丁を触っても鉄。普通は曲がるわけがない。
すると今度は男が腰を抜かした。
普通ならこの個性溢れるご時世に筋肉硬化など、ハイスペックな個性があるのて、そう解釈するのだが、目が黒と赤にかわりただならぬ狂気を醸し出した今、腰が抜けるのも納得できた。
「あっ‥‥お、れ がっ、悪かっ‥‥たぁっ！
ゆる、して‥‥くれっ!!」
そう言うが今のAにはその言葉が届かない。強烈な飢えを感じていたからだ。
【喰べましょ？ほら、見て？美味しそうな肌！程よい筋肉。美味しそうな臭い！折角のチャンスよ！】
また頭の中で響く声。
(うん、喰べちゃお)
「ひっ‥‥あぁ、っ
ぎゃぁぁぁぁぁぁあああっ！！！？？！？」
男の首にAの歯がくい込む。
するとAの腰のあたりから何が出てきた。
【あら、鱗赫が出たのねぇ、それでその男を貫いてみなさい！】
ブスｯ
勢い良く男の心臓を貫通する鱗赫
「キャハハハハハｯ‥‥」
Aの笑い声とともに男の悲鳴も響く
「アハハ、
オイシい ナぁ‥‥」
「っ‥‥うっ、ひくっ ぁあっ、喰べ、ちゃった‥‥喰べちゃったッ!!!どぉ‥‥しょっ
ぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!!」
路地裏に響く叫び声
押し寄せてくる後悔
あぁ、もう私は
人間ではなくなったのだ。
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- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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雪麗(受験生) - 多くの中から選んだので誤解を生んだのならごめんなさい！！ (2017年11月11日 20時) (
レス) id: 93e099ae7c (このIDを非表示/違反報告)
雪麗(受験生) - ご指摘有り難うございます！！「ディアボロス」はギリシア語、「ディアボロ」はイタリア語で、両方「悪魔」です。言葉が違うだけで、意味は同じです。またディアブロはスペイン語、ボローニャの方言ではディアベルとも言うそうです！ (2017年11月11日 20時) (レス) id: 93e099ae7c (このIDを非表示/違反報告)
音無 - 悪魔ってディアボロスじゃないの？ (2017年10月31日 21時) (レス) id: e4101412c2 (このIDを非表示/違反報告)
雪麗（受験生）(プロフ) - ご指摘有難うございます！！！ (2017年8月29日 9時) (レス) id: 21d87858eb (このIDを非表示/違反報告)
黒木美菜(プロフ) - 27話の「急にが、九二になってました」 (2017年8月26日 14時) (レス) id: 1487353ef3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：闇 | 作成日時：2016年11月23日 1時
