26話 ページ28
最後の種目は持久走だったがこれもAにとってはまぁまぁな記録となった。
「んじゃパパッと結果発表」
そう言って相澤はトータル最下位が除籍ということを完結に説明し、次官の無駄を無くすべく一括開示すると説明した。
「ちなみに除籍はウソな」
「！？」
「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」
「はーーーーーー！！！！？？」
(そりゃ驚くでしょ)
と思うAだった。
それから入学初日が終了し帰ろうとしたら
「おい、榊」
「はい、先生」
相澤から呼び出しされたのだった。
今は教師と生徒という関係もあり、名字で呼ばれている。
相澤について行き
「入れ」
そう言われた先には
「生徒指導室‥‥兄さん。私、指導されるようなことあったっけ？」
「‥‥聞きてぇことは山ほどある。」
「個性のことでしょ？
兄さんが聞きたいことを勘づけないほど堕ちてはいないよ。」
「そーかよ」
そんなことを話ながら生徒指導室に入っていく2人。
そして中に入るとあった椅子に腰をかけた。
「‥‥お前、無個性じゃなかったのか？」
「無個性だよ‥‥」
「じゃぁ何故」
「臓器移植だよ」
間髪をいれず答えるA
「臓器移植？‥‥それで個性が宿るなんて話聞いたことねぇぞ。」
「私もよくわからない。でも、心臓の移植をしてからなの。変わったのが‥‥」
「‥‥ドナー見つかったのか？」
「うん。私、倒れちゃって‥‥。知らないうちに移植されてた。
兄さんには伝えなきゃって思ってたけど忙しくて忘れてた。ごめんなさい。」
ごめんなさい。嘘です。個性じゃないです。
そう心の中で謝る。
「‥‥そーか。まぁ、何にせよヒーロー向きのいい個性じゃねぇか。頑張れよ。」
そう言って頭を撫でられる。
「へへっ‥‥ありがとー。兄さん」
ヒーロー向きか‥‥
そう言って貰えるのがこんなに嬉しく感じるのか‥‥初めて知った。
「兄さんの手、好きだな‥‥」
「なんかあったら、相談しろよ。
何時でもっていうわけにはいかねーが、時間空いたらのってやるから。」
「うん」
そう言って笑いあった。
兄さんがいてくれて本当によかった。
そうつぶやくAだった。
相澤と話していると外から聞こえてくる生徒の声が聞こえなくなり、全員が下校した。
「お前もそろそろ帰れ。」
「はーい。」
校門まで一緒に行く。
そう言って２人で校門まで移動した。
校門に着くまで兄さんと沢山話した。
そして校門には、見慣れた影が一つあった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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雪麗(受験生) - 多くの中から選んだので誤解を生んだのならごめんなさい！！ (2017年11月11日 20時) (
レス) id: 93e099ae7c (このIDを非表示/違反報告)
雪麗(受験生) - ご指摘有り難うございます！！「ディアボロス」はギリシア語、「ディアボロ」はイタリア語で、両方「悪魔」です。言葉が違うだけで、意味は同じです。またディアブロはスペイン語、ボローニャの方言ではディアベルとも言うそうです！ (2017年11月11日 20時) (レス) id: 93e099ae7c (このIDを非表示/違反報告)
音無 - 悪魔ってディアボロスじゃないの？ (2017年10月31日 21時) (レス) id: e4101412c2 (このIDを非表示/違反報告)
雪麗（受験生）(プロフ) - ご指摘有難うございます！！！ (2017年8月29日 9時) (レス) id: 21d87858eb (このIDを非表示/違反報告)
黒木美菜(プロフ) - 27話の「急にが、九二になってました」 (2017年8月26日 14時) (レス) id: 1487353ef3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：闇 | 作成日時：2016年11月23日 1時
