16話 ページ17
パシリにされる毎日は何ヶ月か続いた。
所有物というのもあるせいか、登下校とお昼は一緒だった。
どういうふうにかっちゃんと接したらいいのかも分かってきた。だから私は媚を売る。
あっという間に入試当当日
「スタート」
ハリのない声で告げられた‘’スタート”
出遅れるもの、理解していないもの、聞いていなかったもの‥‥多種多様だ。
周りが走りだし気づく。一緒に走り出す。
Aはというと
(建物の上を通って行こう)
名前は足に力を入れ、飛んだ
喰種になったから身体能力は人間より何倍も上だと気づいてはいるが、Aは筋トレを毎日欠かさずやった。その効果は目に見えている。
今までついていなかった筋肉も、いい塩梅で引き締まっていた。 そして、鱗赫も自由自在に出せるまで成長した。
人前では、鱗赫はつかわない。そう心に決めていたのだ。
「あっ、いた！」
仮想敵を1番に発見したAは軽々とつぶいていく。
べキリ
嫌な音が響く
一蹴り
そう、たったの一蹴りで倒したのだ。
(まさかここまで人間離れしてたなんて)
そう、この世界が‘’個性”という非科学的なもので溢れかえっているからこそ、Aのその
人間離れした力だって‘’個性”で通る。
だが、‘’個性”がない世界だったら‥‥
考えただけでも悍ましくなった。
「ふっ‥！」
息切れはしないものの仮想敵を倒すのに、流石に疲れてくる
「76っ！」
その時だ
ズドーン
破壊音を放つ０Pの敵
目の前にいる敵
倒すべき？
目の前の仮想敵に戸惑ってると
「終ーー了！！」
「‥‥おわっ、た？」
(うそ‥‥終わっちゃった。
でも、結構倒したから大丈夫‥‥だよね？)
期待と不安が渦巻くなか受験生は帰っていく
その帰り
「おい‥‥」
「かっちゃん」
「帰るぞ」
「うん」
数ヶ月。 爆豪にAが媚を売ることで爆豪の機嫌がよくなり、パシリにされる回数が減るのがわかったのでAは爆豪に媚を売る事が多くなった。
「試験どうだった？」
「あぁ？簡単すぎて反吐が出そうだった。」
「流石かっちゃ‥‥あー、爆豪くん」
そう言い直したとき
「‥‥ ＿＿、いい」
「えっ？」
聞こえなかったので、聞き返すと
爆豪はAの耳を引っ張り耳元で
「爆豪じゃなくていいっつったんだよ｣
「‥‥っ」
左耳に囁かれた声がAの全身を震わせた。
「かっ、かっちゃん‥‥で、いの？」
「何回も言わせるな」
Aの顔が少し赤くなった気がした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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雪麗(受験生) - 多くの中から選んだので誤解を生んだのならごめんなさい！！ (2017年11月11日 20時) (
レス) id: 93e099ae7c (このIDを非表示/違反報告)
雪麗(受験生) - ご指摘有り難うございます！！「ディアボロス」はギリシア語、「ディアボロ」はイタリア語で、両方「悪魔」です。言葉が違うだけで、意味は同じです。またディアブロはスペイン語、ボローニャの方言ではディアベルとも言うそうです！ (2017年11月11日 20時) (レス) id: 93e099ae7c (このIDを非表示/違反報告)
音無 - 悪魔ってディアボロスじゃないの？ (2017年10月31日 21時) (レス) id: e4101412c2 (このIDを非表示/違反報告)
雪麗（受験生）(プロフ) - ご指摘有難うございます！！！ (2017年8月29日 9時) (レス) id: 21d87858eb (このIDを非表示/違反報告)
黒木美菜(プロフ) - 27話の「急にが、九二になってました」 (2017年8月26日 14時) (レス) id: 1487353ef3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：闇 | 作成日時：2016年11月23日 1時
