11話 ページ12
プルルルル
機械音が響く
「‥‥もしもし」
【よぉ‥‥元気かA】
「にーさん」
Aは孤児だ。
親戚も引き取ってくれない
‥‥無個性だから
そんな理不尽な言葉でも通じる世界
血の繋がりのある人間で唯一私を認めてくれたのがヒーローの相澤消太だった
「うん‥‥元気」
【とてもそんな風には聞こえねーけどな‥‥
何があったのかは知らねーが‥‥
まぁ、元気出せ】
「ありがとー兄さん」
それと、ごめんなさい
人、殺しちゃった
‥‥私最低な人間です
言葉が押し寄せてくるのを無理やり飲み込んだ
【お前、雄英受けるんだってな】
「うん、ダメもと‥‥だけどね」
【‥‥100%受かるとは言わねぇ
無個性のお前は受かる確率も低いだろう】
「わかってるよ
でも、やれる所までやりたいの」
【ふっ‥‥、まぁ 頑張れよ】
「っうん！」
久しぶりに兄さんの声聞いたな
なんか元気出てきたかも
「‥‥明日どうしよう」
かっちゃんと会いづらい。
元から喋るわけでもないけどあんなこと言っちゃったし‥‥余計喋りづらい
‥‥でも、逃げちゃ何も始まらない
明日ちゃんと謝ろう
そう心に決め家に向かい歩きだす
家が沢山並んでいる
ほとんどの家が明かりがついている
もう夜の7時
晩御飯を食べている頃だ
すれ違う家から漏れた声が聞こえる
家族と笑っている声
お母さんと喧嘩している声
兄弟ではしゃぐ声
すれ違う家から多種多様な声が聞こえる
どれもAがもっていない、本来はあるべき姿が聞こえてくる
そんな漏れる声に耳を傾けるがその行動は胸を苦しくしていく
だが、やめられないのだ
父さんや母さんが生きていたら、私も家での笑い声が漏れたりしていたのだろうか
その世界ではどんな笑い方してるのかな‥‥私
後少しでAの家
Aの少し隣に建っている家は爆豪の家
爆豪の家の前に差し掛かった時
「クソババアっ！！」
そう叫びながら玄関のドアから出てきたのは
爆豪だった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 187人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪麗(受験生) - 多くの中から選んだので誤解を生んだのならごめんなさい！！ (2017年11月11日 20時) (
レス) id: 93e099ae7c (このIDを非表示/違反報告)
雪麗(受験生) - ご指摘有り難うございます！！「ディアボロス」はギリシア語、「ディアボロ」はイタリア語で、両方「悪魔」です。言葉が違うだけで、意味は同じです。またディアブロはスペイン語、ボローニャの方言ではディアベルとも言うそうです！ (2017年11月11日 20時) (レス) id: 93e099ae7c (このIDを非表示/違反報告)
音無 - 悪魔ってディアボロスじゃないの？ (2017年10月31日 21時) (レス) id: e4101412c2 (このIDを非表示/違反報告)
雪麗（受験生）(プロフ) - ご指摘有難うございます！！！ (2017年8月29日 9時) (レス) id: 21d87858eb (このIDを非表示/違反報告)
黒木美菜(プロフ) - 27話の「急にが、九二になってました」 (2017年8月26日 14時) (レス) id: 1487353ef3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：闇 | 作成日時：2016年11月23日 1時
