＃3 ページ3
.
「家の前まで着いてきてるから、多分...？」
阿「多分っていうか、絶対バレてるでしょ。
...で、なんかされた？」
「それが、何にもされてないの。
だからストーカーじゃないのかもな〜って」
阿「家まで来てる時点でストーカー確定でしょ」
やっぱりそうなんだ...
警察に相談した方がいいのかな
阿「警察に相談したら大事になるだろうし、したくなかったらしなくていいと思う。
でも、何かあってからじゃ遅いから。
それだけは覚えてて」
「...うん、ありがとね」
阿「ねえ、バイトって何時終わり？」
「...え？20時だけど、」
まさか、そんな事はないよね...？
阿「迎えに行く」
「っ申し訳ないよ」
阿「心配だから。さっきも言ったけど、何かあってからじゃ遅いんだよ？」
「分かってる、けど、」
阿「それか家に着くまで電話繋げてて。
それなら許してくれる？」
こういう時の阿部ちゃんは、物凄く頑固だ。
私が何言っても聞き入れてくれないから、多分、折れるしかないと思う。
「...分かった、電話なら」
阿「バイト先出るって時にかけてきてね
俺からかけるってなったら、いつかけたらいいか分かんないし」
片付けとかもあるでしょ？って。
さすが、優しい上に気が利く人だな...
阿「今日もバイト？」
「ううん、今日はないよ」
阿「なら一緒に帰ろう」
「うん、」
私と阿部ちゃんは最寄り駅が近くて、2駅しか離れていない。
時間が合う時は途中まで一緒に帰っていた。
...この話を、誰かに聞かれていたなんて知らずに。
.
.
.
阿「んじゃ、また明日ね」
「うん、また」
阿「何かあったらすぐ電話してね？」
「ふふ、うん。分かったよ」
阿部ちゃんが先に電車を降りた。
これはいつものこと、だけど...
向かいの席に、大学一モテると言われている、目黒くんがいた。
さすがモテ男だからか、顔がかっこいい。
阿部ちゃんもモテるしかっこいいけど、ジャンルが違うというか。
なんだろう、真のイケメンって感じがする。
ジーッと見つめていると、目が合ってしまって、思わず目を背けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3165人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふかこじ担です - とても面白かったです！ふっかバージョンも見てみたいなァ…(˶' ᵕ ' ˶) (2022年11月18日 8時) (
レス) @page9 id: 1287dae6ae (このIDを非表示/違反報告)
柚姫(プロフ) - 裏気になります。🖤可愛かったですね。 (2021年12月22日 16時) (レス) @page39 id: 31ed921faf (このIDを非表示/違反報告)
こようぃん(プロフ) - １％の可能性を１００％信じる人さん» ありがとうございます！！裏ですか…！！前向きに考えてみます…！！ (2021年5月4日 22時) (レス) id: 239b75ab1f (このIDを非表示/違反報告)
１％の可能性を１００％信じる人(プロフ) - Twitterフォローさせていただきました！この作品の裏話をベッターで書いてもらえませんか？この作品大好きで…考えてみてください！ (2021年5月4日 22時) (レス) id: 1757092766 (このIDを非表示/違反報告)
こようぃん(プロフ) - 恵比寿寄りの目黒さん» まさかのなっちゃったやつですか笑 もう仕方がないとしか言いようがないですね...笑 (2021年4月26日 11時) (レス) id: 239b75ab1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こようぃん
| 作成日時：2021年4月23日 21時
