＃6 ページ6
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『もしもし、阿部ちゃん？
バイト終わったよ』
阿『お疲れ様！！大丈夫かな、今日は』
『分かんないから、とりあえず帰るよ』
阿『うん、そうだね』
先輩たちに挨拶をして、裏口から出た。
まだ、気配とか足音はない。
阿『あ、言い忘れてたんだけどさ...
明日、実験あるの。
だから、先帰っておいて？』
『また大変なやつ？』
阿『そーなの。
待ってもらおうかなって考えたけど、いつ終わるか分かんないし...』
『そっか、じゃあ先に帰ってるね』
阿『うん、ごめん！』
『大丈夫、気にしないで』
阿『でも、何かあったらすぐ電話して』
実験中でもそっち行くから！
なんて頼もしい言葉。
『いやいや、危ないじゃん笑
実験をほったらかして来るのはやめてね』
阿『その時本当に電話かかってきたら、
多分抜けれないと思う。笑』
『むしろ抜けて来ないでね？笑』
阿部ちゃんとは選択科目が違うとはいえ、同じ学科だから話していて楽しい。
高校に理系は1クラスしかなかったし、みんな看護とか医療系に進む人だったから、話が合う人がいなかった。
同じ話題で話せる人がいて、仲良くできて。
今、最高に楽しいなって。
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阿『どうー？』
『えーっとね、大丈夫そう』
念の為、周りに人がいないのを確認してからそう言った。
聞かれてたら、嫌だし。
『あと10分くらいあるんだけどね、2回ともここら辺から足音が聞こえてきたの』
阿『じゃあますます警戒しなきゃだね』
『そうなんだよね〜...』
...あ、聞こえてきた。
ストーカーやっぱりいるじゃん、
でも、阿部ちゃんにいることを伝えたら何かされそうだし、何もない風に話した。
『家ついたよ、ありがとう』
阿『もう入った？』
『今から入る、...っ』
阿『A？どうした？』
『ううん、なんにも
電話ありがとうね！また明日』
阿『...そっか、いえいえ。また明日ね』
電話を切ってから、1度深呼吸をする。
さっき振り返った時に顔が見えて...
それが、見覚えのある顔だった。
阿部ちゃんではない、違う男の人。
その日は誰か分からない恐怖心からか、あまり眠れなかった。
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ふかこじ担です - とても面白かったです！ふっかバージョンも見てみたいなァ…(˶' ᵕ ' ˶) (2022年11月18日 8時) (
レス) @page9 id: 1287dae6ae (このIDを非表示/違反報告)
柚姫(プロフ) - 裏気になります。🖤可愛かったですね。 (2021年12月22日 16時) (レス) @page39 id: 31ed921faf (このIDを非表示/違反報告)
こようぃん(プロフ) - １％の可能性を１００％信じる人さん» ありがとうございます！！裏ですか…！！前向きに考えてみます…！！ (2021年5月4日 22時) (レス) id: 239b75ab1f (このIDを非表示/違反報告)
１％の可能性を１００％信じる人(プロフ) - Twitterフォローさせていただきました！この作品の裏話をベッターで書いてもらえませんか？この作品大好きで…考えてみてください！ (2021年5月4日 22時) (レス) id: 1757092766 (このIDを非表示/違反報告)
こようぃん(プロフ) - 恵比寿寄りの目黒さん» まさかのなっちゃったやつですか笑 もう仕方がないとしか言いようがないですね...笑 (2021年4月26日 11時) (レス) id: 239b75ab1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こようぃん
| 作成日時：2021年4月23日 21時
