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黄side
橙「てことでぇ〜
第1回作戦会議を始めたいと思います!」
紫「いぇーい(棒」
緑「急にどうしたんだよ」
青「ほんと、いつもにも増して大ちゃん可笑しいよ」
二人(ほぼ伊野尾)から文句を言われている有岡。
シュンと沈んでいるところなんか特に丁度いいブスって感じだな。
〜遡ること30分〜
紫「休暇を貰ったのには、何か裏がある。よく考えてもみろよ。俺らがこの業界に入ってから何年?1度も長期休暇なんて貰ったことが無かったんだから」
橙「確かに〜」
「本部が方針を変えたなら話は別だけど、Jって男を潰そうとしているのは俺らの借りを返させようとしているからだろ?」
紫「どうせ伊野尾にも話が行くなら、いつ話したって同じだ。だったら話し合うのだって早い方がいいだろ。薮と伊野尾にも混ざってもらった方が話も早いし」
と、いうことで夕食の全員が集まる時に話を切り出そうと言うことで落ち着いたのだが……
「有岡、少し黙ってろ」
橙「でも」
紫「俺から話すよ」
薮の作戦を決行するなら、早いところ考えるべきだと告げると
青「え、何?その作戦って」
橙「実は──」
緑「Jの捕獲命令が出た」
空気が凍る。
そんな言葉が似合うような温度だった。
緑「それで俺が提案したのは、伊野尾に囮としてあの男に近付いてもらうことだ」
青「俺、が?」
「だよな。その反応もよく分かる。俺らも同じだったから」
伊野尾は真っ青になって、「こんな俺で役に立つの」と呟いた。
橙「そんなの分からないよ。やってみなきゃ」
緑「ただ任務としては、捕獲だ。捕獲すれば、その場で本部の人間が暗殺を担当してくれるらしい。それを押さえつけるのが役割らしいのだが、Jの弱点というのが、情報なんだそうだ」
紫「情報?何の?」
緑「何でもいい。兎に角俺らに関わっている事は警察としても揉み消したい筈だ。だから7に送り付けるんだ。7にJの、知念警視正の情報を」
・
青「でも、それで良いのかな」
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作者名:柊 | 作成日時:2018年3月10日 23時