afterstory＃16《最終話》 ページ38
鏡に映った私を見て、正直、誰この人、と思う。
いつもナチュラルメイクだからか、人が変わったように見える。
.
コンコン、と控え室のドアがノックされた
入ってきたのは、辰哉とさっくんで。
佐「久しぶり〜！」
「さっくん！久しぶりだね！
元気にしてた？」
佐「元気元気！！
俺はいつでも元気だから！笑」
深「ちょ、おい、俺の事忘れてない？」
佐「あ、ごめん忘れてたわ」
深「おい、本当に忘れんなよ笑」
「久々だね、この感じ笑 懐かしいな」
今日は私と蓮の結婚式の日だ。
婚姻届を出したのは私の誕生日、結婚式の日は蓮の誕生日。
最初は蓮の誕生日にやるのは厳しい...という話だったけど、式場の人が調整してくれて、できることになった。
深「これで全員結婚か〜」
「ほんとだね」
佐「俺はまだ式は挙げれてないから、そういう意味ではAの方が一歩リードしてる」
「なんか競ってるの？笑」
深「いや、二歩リードじゃね？」
佐「あ、そうだな。
ま、色んな意味でおめでとう！！」
「ありがとう、...色んな意味で笑」
深「おめでとう、...幸せになれよ」
「ありがと、辰哉もね」
またみんなで集まれるなんて思ってもなかったから、嬉しいな...
すると、控え室に蓮が入ってきた。
深「おう、久しぶり」
目「あ、ふっかさん」
佐「めめぇー！！！」
目「佐久間くんも久しぶり」
深「じゃ、俺らは行くか」
佐「んじゃねー！」
「またあとで...！」
二人を見送ってから、蓮は隣に腰掛けた。
タキシード、似合う。かっこいい。
目「可愛い」 「蓮、かっこいい」
目「ふは笑 同時じゃん笑」
「思ったこと言っただけだよ笑」
目「ありがと」
「こちらこそ、ありがとう笑」
目「A、しんどくない？大丈夫？」
「うん、大丈夫だよ」
目「何かあったらすぐ言って、無理は禁物」
「...うん、」
目「じゃ、行こっか」
辛いこと、たくさんあったな
でも、蓮とだから乗り越えてこれた。
...ありがとう、蓮
これからは、お腹の子と三人で乗り越えていこうね
【学年一モテる目黒くんと、私。】end.
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作者名：こようぃん
| 作成日時：2020年12月6日 14時
