afterstory＃11 ページ33
目「これ、Aの下着？笑」
「あ、ちょ、見ないでよ！」
目「なんで？笑 いっぱい見てきたのに？笑」
「これとそれとは別だから...」
お互い一度も浪人せず、無事、大学を卒業した。
今日は約束していた通り、蓮との同棲開始日。
ちゃんと(？)両親に直談判して、家を出る許可ももらった。
「これくらいかな」
目「よし、片付け終わりだね」
「...疲れたからゆっくりしていい？」
目「ん、おいで？」
思いっきり蓮に抱きついて、背中に腕を回す。
蓮も、私の背中に腕を回してきて。
蓮は身長が高いから、すっぽり収まるんだよね。
というか、このフィット感が安心する...というか。
目「これから一緒に過ごせるの、嬉しい」
「...ん、私も」
目「俺、朝弱いから起こしてね？笑」
「えー、」
目「なに、いや？笑」
「んーん、いやじゃない」
あー...幸せだな、なんて。
朝起きたら隣に蓮がいて、夜寝る時も隣に蓮がいる。
よくお泊まりしてたとはいえ、毎日ではなかったから。
これからはそれに加えて、ご飯も一緒に食べて、一緒に帰れる。
「...しあわせ、」
目「...ん？」
「幸せだな、って」
目「ん、俺も」
お互い背中に回している腕を少し緩め、目を合わす。
蓮の顔が近づいてきて、目を閉じた。
そのまま、ちゅ、と重なり合う唇
「んんっ...」
段々と深くなっていくキスに、呼吸が追いつかない。
苦しくなってきて、蓮の胸を叩いた
目「...っは、ごめん、やりすぎた」
「...ん、いいの、...もっと、して、ほしい」
目「そういうの反則って、知ってる？」
一気に雄の目になった蓮は私を軽々と抱き上げて、寝室に向かった
ベッドに着くなり、再び唇が重なり合う
そのまま、服の裾から手が入ってきた
「...れ、」
目「ごめん、止まんない」
「ま、まって...っ」
目「ん？」
必死にその手を止めようとする私に違和感を覚えたのか、手の動きを止めた蓮
「今日は、私が、したい」
目「...へ」
「...だめ？」
いつもされっぱなしだから、今日は。
私が上になっちゃだめかな
目「はー...そういうこと言わないで、
Aは黙って俺に抱かれてたらいいの」
「んっ...でも、」
そんな蕩けた顔で言っても、俺を煽るだけだよ、ってね。
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作者名：こようぃん
| 作成日時：2020年12月6日 14時
