学年一モテる目黒くんと、私。【黒】 (ページ23)

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afterstory＃1 受験ページ23

目 "Aってどこの大学受けるの？"

"○○大学だよ"

目 "...え？まじ？
めっちゃ賢いじゃんその大学"

蓮と付き合って、1ヶ月経った頃。

冬休みに入って受験を意識し始める時期だ。

今日は私の家に蓮が遊びに来ていて、宿題も兼ねて勉強しようということになっていた。

"病院からも新しい家からも近いし、通いやすいかなって"

目 "え～...まじかぁ...
俺も同じ大学受けようと思ってたのに"

"え、そうなの？
受けようよ！！○○大学"

私が志望している○○大学は、割と名が知られている大学だ。

その知名度の高さからか、受験する人がかなり多い。

目 "いや、俺の頭でいけると思う？"

"...いけるよ"

目 "ねえ、なにその間は笑"

蓮に、むに、と頬を摘まれる

失礼だけど、蓮の頭の悪さはピカイチだと思ってる。

赤点を取る人はそこそこいるけど、一桁を取る人は初めて見た。

そこで、頬から手が離れた

目 "ねえ、俺も同じ大学受けたいからさ、勉強教えてよ"

"私が？そもそもどこの学部受けるの？"

目 "決めてない"

"ねえ笑学部は決めないと受験科目分かんないし..."

目 "Aと同じでいい"

"私は文学部だけど...
蓮が進学したい学部じゃないと、後々しんどくなるよ、ちゃんと考えよう？"

目 "じゃあ調べる"

てっきり私と同じだったら何でもいい、って言うのかと思ってたけど違ったみたいだ。

でも、進学するなら、蓮の学びたいものがある学部にいってほしいし。

目 "経済、かな"

"計算いっぱいするやつだね"

目 "え、それは嫌だ。俺かけ算できないし"

そして、色々と調べた結果、同じ大学の映像を学べる学部に進むことを決めたらしい。

目 "俺、まじで頑張るよ？"

"うん、私も頑張るよ"

目 "だから、勉強教えてね"

どうやら学部は違っても、蓮に勉強を教えないといけないらしい。