＃22 ページ22
「お昼ご飯、予約してるんですけどいいですか？」
深「え、そこまでやってくれたの？」
「はい、予約した方がスムーズかなって」
深「まじで助かる！ありがとね！」
予約したのは近くにあるお洒落なカフェ
海が見えるテラスの席も取っておいた。
深「やば！めっちゃ海綺麗」
「評判もよかったんでここにしたんですけど...どうですかね？」
深「まじで最高！Aセンスありすぎ」
「...よかった」
その後も辰哉さんは美味しい！とか海綺麗〜！ってすごく喜んでくれた。
.
.
深「まじで楽しかった！！ありがと！」
「いえいえ、喜んでもらえてよかったです」
深「まじでセンスありすぎてびっくりした」
「私、センスないように見えました？」
深「そんなことないけどね、笑」
「...見えたんですね」
ちょっと傷ついたけど、これくらいどうってことない。
センスがないなんて、自分が一番分かってるんだし。
深「A、拗ねた...？」
「拗ねてないです、」
深「まじでごめん！傷ついたよね」
「...本当のことを言うと、ちょっと、」
深「ごめん！言葉には気をつける」
「...はい
じゃ、帰りましょう」
深「待って！」
駐車場へ行こうと片足を踏み出した時、辰哉さんに腕を掴まれた
「...なんですか？」
深「Aはいなくなったり...しないよね」
「しないです」
深「ほんとに？」
「ほんとです」
本当だって言ってるのに、何処か納得していない様子の辰哉さん
何か気に食わないことでも...あるのかな
深「なんかさ、Aが儚すぎて、消えちゃいそうだった」
「...ふふ、何言ってるんですか笑
早く帰りましょう、明日も仕事ですよね」
深「...まあ、そうなんだけどさ。...帰ろっか」
.
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作者名：こようぃん
| 作成日時：2021年1月3日 14時
