＃ ページ10
室内を物色し始めた目黒くんを置いて、私はグッズの整理を始めた。
この間、新しく棚を買ったからグッズの場所が分かりやすくなったんだよな〜とワクワクしながらグッズを整理していく
とりあえずツアーごとに整理しようと思って、まずは一番新しいuntitledから始めることにした。
目「それって、untitledの？」
「うん、よく知ってるね」
目「俺、バックついてたから」
「え、そうなの？」
正直言うと、初耳だ。
嵐以外目もくれなかったから、あのドームに目黒くんがいたといつ事実にさえビックリした。
目「本当に嵐さんしか見てないんだね」
「...それは、うん。
というか、気づいてなくてごめんね」
目「ちなみに言うと、その前の年のAre You Happy?も出てる」
「え、そうなの。
あ、でもその年は落ちたから見てないんだよね」
Jrは誰なのか、とか全く気にしてなかったなぁ...
自担を拝めるだけで嬉しかったから、周りのことなんて見てなかった。
...目黒くん、ゴメン。
目「俺はその年から出てたから」
「そっか、DVD見返してみる。多分写ってるよね」
目「うん、写ってるよ」
.
「...」
目「...」
目黒くんのゲームをする音と、私のグッズを整理する音だけが部屋に響いている。
っていうか、目黒くんはいつ帰るんだろ。
何も用事ないはずなんだけど...。
「ね、目黒くん」
目「ん？」
「いつ帰るの？」
目「決めてない。用事ないし、家帰っても暇だし」
「それはそうかもしれないけど...」
もうすぐ18時だし、夜ご飯だって食べたいはず。
...あ、そっか。
ご飯食べたのは14時を過ぎてたからお腹が空かないのか。
目「Aも、暇でしょ？」
「...まあ」
目「なら、いてもいいよね」
「...うん」
そこで、会話は終了。
そして再びゲームを始める目黒くん。
「ほんと、自由だなぁ...笑」
目「なんか言った？」
「ううん、なんにも」
たまには誰かと過ごすのも、いいのかもしれない。
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作者名：こようぃん
| 作成日時：2020年11月15日 14時
