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っていうか、なんで見透かされてるんだろ。
目黒くんって、エスパーなの？
目「そっか」
その後、目黒くんは何も言わなかった。
最寄り駅に着くまで、ずっと、無言だった。
イヤホンから聞こえてくる、嵐の曲が、何故か虚しかった。
「...ねえ、なんで着いてくるの？」
同じ階で降りて、部屋まで歩く。
何故か目黒くんは自室の前で立ち止まらずに、私の部屋までついてきた。
目「え？賭けをするからだよ。
あ、この後用事でもあった？」
「...いや、あるっちゃあるけど」
嵐のグッズ整理して、溜まった録画を見る...っていう用事が...
目「...まー、ほぼ強制で賭けをしようって言ったから、悪いなって思ってるよ。
Aが本気で嫌ならやめる」
「...いいよ、やろう」
生憎(？)私は、負けず嫌いだ。
絶対好きになんかならない、こんな生活1ヶ月で終わらしてやる。と心に決めたから。
目「じゃあ、家入っていい？」
目黒くんには遠慮、という言葉がないのか。
一応私は女なんだけどな。
「汚いけどいい？足の踏み場ないよ？」
目「いいよ、俺の部屋の方が汚いし」
鍵でドアを開けて、部屋に入る。
私の家は玄関から嵐色。
部屋に入ると、5人が出迎えてくれるんだ。
目「すげえ」
「これでもそんなだよ。
あ、引いてくれて構わないから。
というか、私にとったらそっちの方が有難い」
今、好きになんてなられたら困る。
私は海外に行くことになるかもしれないのに。
この場所からいなくなるかもしれないのに。
目「リビングすげえな」
「まあね。何気に一番力を注いでるかな」
何処を見ても嵐関連の物が置いてあるようにしている。
だから、リビングは一番手の混んだ部屋だ。
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作者名：こようぃん
| 作成日時：2020年11月15日 14時
