1001号室、あなたの隣【黒】 (ページ46)

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＃推しと好きな人は違う。ページ46

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蓮「ほんとに来るんだよね？
いや、うん、来てくれるのは嬉しいんだけどさ、...」

「何回自問自答すれば気が済むの？笑」

蓮「だってさ...来るなんて聞いてないじゃん」

「まぁ、言ってないからね」

蓮と再開して数週間、Snow Manのツアーライブが始まろうとしていた。

帰ってきたと同時に、同棲も始めて。
...とは言っても、隣だから荷物はほとんど自分の家にある。

こっそり申し込んだら当たったから、参戦することはギリギリまで秘密にしておいた。
その方が、いい反応してくれるかな～って。

「客席から見てるから」

蓮「絶対岩本くんのこと見るじゃん...」

「推しだし？仕方ないよ笑
ほら、急がないとお迎え来ちゃうよ？」

蓮「絶対Aのこと見つけて、俺に釘付けにする」

「前から蓮のことしか見てないけどね」

そんな調子でうだうだしていた蓮は、予定の時間になると家を出て行った。

私も準備をして、早めに家を出た

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ドキドキしながら会場入りをして、席を確認。

「アリーナだ...」

海外にいる時に参戦したライブではめちゃくちゃ後ろの方だった。

なのに、今回は最前列...
いいんだか悪いんだか。

指定された席に行くと、まあ近い。
センターステージ目の前だし、横はメンバーが通るであろう花道

「...バレないように祈っとこ」

これでファンの人にバレて、なんか言われたら嫌だし...
(私なんかが釣り合わないってわかってるけど...)

そんな不安はライブによって消え去った。

偶然にも照くんが目の前に来る席で、自名義神ってんな...とも思った。
阿部ちゃんも近いし、ね。

一方、蓮は割と離れたところにいて、バレなそうな気がする。多分...大丈夫だろう。

と思っていたら、パチッと目が合い、ニコッと微笑まれた。
自分に向けられたファンサだ！と周りのファンの子の歓声がすごい。

...なんか、ゴメンナサイって感じ。