＃ ページ24
目「でも、Aのこと...」
「...抵抗したけど、嫌じゃなかったって言ったら目黒くんはどう思う？」
じゃあなんで抵抗したの、って話だけど。
私は、付き合ってからじゃないとそういうことをしたくない主義だ。
付き合ってもないのにする意味が感じられないから。というのが私の考え。
目「...それは、いいように捉えていいやつ？」
「...うん」
頷いた瞬間、目黒くんに抱き寄せられた
服を着ていないから、目黒くんの肌が直接感じられる
...私も服を着ていないから、素っ裸で抱き合ってるってことになるけど。
目「...嬉しい」
「...でも、あのね、」
目「なに？」
「付き合えない...の。ごめんね」
目「...なんで？俺は、理由を聞くまで離さないからね」
目黒くんはそう言ってから、ぎゅ、と更に強く私を抱きしめた
「私ね、仕事の関係で海外に行くかもしれないの。
そうなったら遠距離になっちゃうから、目黒くんに寂しい思いさせちゃうし、それに、目黒くんはアイドルだから、私なんて釣り合わな...」
目「遠距離になるのは分かった、けど、俺がアイドルだから何？俺がジャニーズ入ってるから釣り合わないとか言ってる？」
「...うん」
アイドルと一般人との恋なんて、漫画の世界じゃないんだから。
私だっていい歳した大人だ。それくらい分かっている。
目「釣り合う釣り合わないとか、関係なくない？
好きだから付き合う、それの何が間違ってんの？」
「...でも、目黒くんに迷惑かけちゃうよ」
目「むしろ俺は、Aに迷惑かけられたいけど。
というか、迷惑かけてなんぼじゃない？」
「...そういうものなの？」
目「そういうものだよ」
目黒くんがそこまで言ってくれるなら、私も、勇気出していいのかな。
私はそっと目黒くんの腕から離れて、目黒くんに目線を向けた。
「...蓮くん、好きです。」
目「...っ不意打ちはやべぇから...やめて...」
顔を真っ赤にしてそう言う蓮くん
もう、目黒くんって呼ばなくていいんだよね。
「...蓮くんは？」
目「俺も好き、...付き合ってくれる？」
「...うん」
.
.
目「...ていうか、服着てなかったわ」
「ねえ、雰囲気台無し笑」
目「シンプルに寒い」
「寒いのは分かるけどさ...笑」
こういうのも、私たちらしいかもね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 897人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こようぃん
| 作成日時：2020年11月15日 14時
