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13時 ページ13
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次の日学校に行くと、クラスも、学校も、真希と俺の話で持ちきりだった。
登校してすぐに会議室に呼ばれた。
そこに真希はいない。
担任が真希は休みだと教えてくれた。
昨日の投稿の主は全く分からず
朝には投稿も消えていたという。
誰かによって拡散されて、誰かによって、学校まで伝わってしまった。
正直、誰がこの投稿をした、とかどうでもよくて
生徒が教師と抱き合っていた、という事実の方がまずいのだ。
そんなこと、18歳の頭でもわかる。
先生「どういうことか、説明、できる？」
小柳「…どうもこうも、受験が合格して、いろいろ手伝ってもらった恩とかあって…嬉しくなっちゃって…ほら、大会とかで優勝したときにチームメイト同士で抱き合ったりするじゃないっすか、あれですよ」
こんな時、口が達者な自分が逆に憎い。
冷静に、言い訳を、嘘をつく。
受験が合格して嬉しくて？
チームメイト？？
そんなわけないだろ。
俺は、真希が好きで抱きしめた。
こんな状況なのに自分の気持ちに嘘をつくこと悔やんでいる。
バカだ
ガキだ
わかってるよ、そんなことくらい
許されないってことくらい。
わかってるよ、わかってるよ……
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作者名：なぁ | 作成日時：2019年9月12日 2時
