【名探偵コナン】貴方の隣。【純黒の悪夢】 (ページ9)

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妃夏『お、出た！』

『妃夏？』

妃夏『せやで！液晶画面見れば分かるやろ！』

そう言われて見ると、確かに妃夏の2文字が。

『すまんすまん。何も見てへんかった』

妃夏『もう……まぁええわ。それより、私達米花町に来とんねんで！今、レストランでご飯食べて出た所や！』

『ん？待て……』

レストランって………凄く嫌な予感がする。

妃夏『あ、ちょっと一旦切るわ！』

『え、待て妃夏！！妃夏！』

相変わらず勝手な女だ。ったく、と溜息を吐きながら、車の方へ戻ろうと踵返す。すると、たった今電話していた妃夏が、こちらに手を振っていた。

なるほど。嫌な予感は的中したらしい。

妃夏「やっほー！」

沙菜「妃夏姉の予感的中ですね！」

聡真「おー！元気か？A」

力哉「相変わらずひょろっちぃな」

「ｹﾞｯ……何で沙菜まで居るんや」

オレと同級生で腐れ縁の妃夏、聡真、力哉。そして、今年高三の妹の沙菜が、こちらに歩み寄ってきた。

チラッとジョディさん達の方を見ると、ポカンという形容詞がピッタリの顔をしている。

すまん。今、オレもキャパオーバー気味で、構っとる余裕があれへんねん。

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