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��story.16�� ページ21
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「すんません！ちょっと通して下さい！」
並ぶ人達の間を潜り抜け、係員の所まで来た。
係員「すみません。ただ今、貸切中で…」
「貸切！？(どういう事や…)」
係員「はい。鈴木財閥のお嬢様からの要請でして…」
「この人達乗ってませんか？この観覧車に」
オレは、妃夏達の写真を係員の人に見せた。
係員「さっきも言いましたけど、今貸切中ですので、人は乗ってませんよ」
「嘘や！！ついさっきこいつらから連絡が」
警備員「君！何を騒いでいるんだ」
ちょっと大きな声を出しただけで、近くに居た警備員がすっ飛んできた。弁明するにも、恐らく時間を取られる。
どうしようかと、思案していると、足元から子供の声がした。
コナン「あ！居た！お兄ちゃん！」
係員「？…ぼくの知り合いかい？」
コナン「うん！あっちの方に集合って言ったのに、来ないから探しに来たんだ！ごめんなさい…お兄ちゃん方向音痴だから」
駐車場の方を指さしながら言ったコナンは、係員の人に頭を下げて、Aのズボンを引っ張った。
コナン「行くよお兄ちゃん」
「あ、あぁ、、すまんな…」
係員「気を付けて」
コナン「ありがとうー」
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作者名：蠱闇 | 作成日時：2022年6月9日 3時
