【名探偵コナン】貴方の隣。【純黒の悪夢】 (ページ17)

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赤井「坊やの話によれば、キュラソーは5色のカラーフィルムを持っていたらしい」

「カラーフィルム？」

赤井「あぁ。これだ」

丁度信号待ちだったので、送られた写真をAに見せる。それとほぼ同時に、Aの携帯にメールが送られてきた。

送り主は妹の紗菜。内容は、『観覧車からの景色ー！めっちゃ綺麗やで！！』というもの。無論写真付きだ。

「っ！これは………っ」

グローブボックスに入れてる自分のPCを取り出し、カタカタとキーボードを叩く。

「ビンゴや…！」

赤井「どうした？」

「観覧車から見えるスポットライトやったんや。キュラソーの記憶のトリガーは。これを見て下さい」

PCに写ってるのは、東都水族館の特集記事の一部。噴水を囲うように設置されたスポットライトが、夜の闇に同化する観覧車を照らし出している。

そのスポットライトの配色が、コナンから送られてきたカラーフィルムと同じなのだ。

「恐らく、1度観覧車に乗った時に安全装置が外され、2度目……つまり、今日…」

赤井「トリガーが引かれる…という訳か」

「はい。せやから、ヤツらはトリガーが引かれたタイミングを狙うはず。タイムリミットは、キュラソーが乗るであろうゴンドラが、頂点に達するまで」

トリガーは、絶対に引かせちゃいけない。それに、彼奴らの身の安全も確保しなければ。

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