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��Prolog.1�� ページ2
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助手席に座り、棒付きキャンディを舐めてるAが、つまらなそうに欠伸をした。
「先輩。何で、警察庁に張り込んでるんです？」
赤井「ヤツらの仲間が、NOCリストを盗む為に、忍び込んでるらしい」
先輩、と呼ばれたのは赤井秀一。FBIきっての切れ者で、敏腕狙撃手。そしてヤツらというのは、謎に包まれた黒ずくめの組織の事だ。
「なら、オレらも中にカチコミすればええのに」
赤井「焦るな。好機は必ず来る。それに、中では降谷くん達が応戦しているからな」
「そーですか」
不満そうに眉を顰めるAを一瞥し、ふと警察庁の方を見ると、窓ガラスを割って誰かが出て来た。
そのまま、道路に出て車を強奪し、走り去っていく。
赤井「奴か……詰まらせるなよ。A」
「は？ちょっ！先輩！」
急にエンジンを蒸したかと思えば、アクセル全開で紺色の車を追い始めた。
「あれが警察庁に忍び込んでた奴ですか？」
赤井「あぁ。奴のコードネームはキュラソー。RUMの腹心だ」
「(そうか。先輩も黒ずくめの組織に潜入してるから、ある程度の知識は知っとるんか)」
そこでふと、オレらの車を1台の白い車が抜いた。
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作者名：蠱闇 | 作成日時：2022年6月9日 3時
