【名探偵コナン】久しぶりに帰省したら、知らない男が住み着いてた件について。 (ページ10)

今日:6 hit、昨日:20 hit、合計:45,508 hit

￤Episode.9￤ページ10

*

「いい！明日から、あたしが料理する！お前に任せてたらいつか死にそうだ！」

沖矢「おやおや。これは、また手厳しいですね。宜しければ、料理してる所を見せて頂けませんか？修行中なので」

「………嫌、と言ったら？」

沖矢「同じ家ですし、勝手に見ますよ」

「結局、選択肢無いじゃんか。好きにすれば」

吐き捨てるように言って、残りのご飯をかきこむ。さっさと自分の洗い物を済ませ、部屋に戻った。

「(完璧主義者みたいな顔して、実は間抜けなのか？意味わからん)」

沖矢「存外、子供っぽい所があるんですね…彼女は」

面白い…と呟きながら、笑みを零す。とりあえず、明日の朝からが楽しみだ。

「(どーせ、あいつは明日からの料理を楽しみにしてるんだろうな…)」

好きにすれば、と吐き捨てた自分を恨みたい。どうして、自分から彼と接点を作るような事を言ってしまったのだろうか。

本当に最悪だ。そうは言っても、今更後には引けない。

「(ﾁｯ。とことんやってやるよ、沖矢昴)」

この際やけくそだ。どうにでもなれ。

.