【名探偵コナン】久しぶりに帰省したら、知らない男が住み着いてた件について。 (ページ7)

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￤Episode.6￤ページ7

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次の日も、丸一日「やだやだ」と駄々を捏ね続けたけど、現実は何も変わらない。予定通り、母さん達はアメリカに旅立ってしまった。

「……ねぇ。お前さ、大学院生なのに大学行かないのかよ」

沖矢「あー。必修科目は殆ど取り終えてるので。教授に呼ばれでもしない限りは、行かなくても大丈夫です」

「そうかよ」

明確な理由がある訳じゃないけど、何か気に食わない。

何かもう、こいつに構ってる時間も勿体なく感じて、さっさと身支度を済ませる。就活は、まず第一印象が重要だ。

肩まで伸びてる髪の毛を縛り、スーツに皺が無いか入念にチェックする。そして、沖矢には何も言わず出て行くと決め、さっさと靴を履いた。

沖矢「就活ですか？」

「お前に関係ない」

沖矢「ははっ。これは、手厳しい。関係ないなんて、寂しい事言わないで下さいよ」

「うるさい」

沖矢「気を付けて下さいよ。この街は、何だか物騒ですから」

「言われなくても分かってる」

沖矢の方を一切見る事無く、自宅を出た。この街が物騒なことくらい、小さい頃から良く知ってる。

実際、子供の頃から何度か事件に遭遇しているのだから。

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