【名探偵コナン】久しぶりに帰省したら、知らない男が住み着いてた件について。 (ページ34)

今日:65 hit、昨日:42 hit、合計:45,609 hit

￤Episode.33￤ページ34

*

そして、戻って来た時に今度は"ゴミが…"と、これまた典型的な言い分で盗聴器を回収。

する筈だった。

しかし、『…また今度ゆっくり話して貰うぞ。灰原哀』と言った後に、盗聴器が壊れる音がして、何も聞こえなくなったのだ。

沖矢「(Aさんは、盗聴器の存在に気付いていたのか。だとしたら、何故大人しく盗聴させたのだろう)」

気付いていたなら、始めから壊してもおかしくない。というか、そもそも盗聴器の存在に気付く事自体凄い。

普通の人なら、気付かないものだ。

沖矢「(考え過ぎか…)」

次何かあったら、その時に彼女の身辺調査をして貰おう。あくまでAは同居人。疑うような真似は不本意だ。

*

「………っ」

次の日の朝。激しい頭痛と吐き気で目が覚めた。完全に二日酔いだ。

「…(水飲も)」

半分寝てる状態で、痛む頭を抑えながら、リビングへ。扉を開けた瞬間に香ってきた出汁の匂いに、首を傾げる。

沖矢「おはようございます、Aさん。顔色が良くないみたいですが、やはり二日酔いですか」

「うるせ……何作ってんだよ…」

沖矢「お粥ですよ。体調が優れない時は、こういうものの方が食べやすいと聞きましたから」

.