【名探偵コナン】久しぶりに帰省したら、知らない男が住み着いてた件について。 (ページ19)

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￤Episode.18￤ページ19

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ライターでサッ、と火を付けるあたしとは対称的に、ハイネック野郎はマッチでじっくり火を付けている。

「(マッチで付けてる奴初めて見た…こいつ、かなり煙草吸うのか)……ふぅ…」

沖矢「そういえば、先程灰原さんとは何を話していたのですか？」

「別に。大した話じゃない」

沖矢「その割には、随分盛り上がっていたみたいですね？」

無論、声のトーンや雰囲気的な事じゃない。それを分かった上で、Aは不敵な笑みを浮かべた。

「あぁ。それはもう楽しい女子トークだったよ」

沖矢「内容を聞かせて頂いても？」

「残念ながら、女子トークはtop secretだ」

沖矢「それは、本当に残念です」

またしても、2人の間に見えない火花が散る。どうして、こいつがここまで探りを入れてくるのか分からないが、安易に喋る程馬鹿では無い。

「(そろそろ戻らないと子供達に何か言われそうだな)」

案の定、コナンから「歩美達が早く行きたいって言ってるぜ」と催促のメールが。

「子供達が待ちくたびれてるってよ」

沖矢「それは、大変だ。早く行かないとですね」

煙草の火を消して、灰皿の中に放り込む。沖矢と話す事が無いから、タイミング的には丁度良かった。

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